「ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!」。１年目の中盤あたりまでは、未曾有の国難を前にしながらもなおパーティなんぞにかまけている王家に嫌気のさした人民達が、ふたご姫の最大の敵として立ちはだかるという、文字どおりの革命的な作品を期待していたのだが……（←そういうネタは昨日のうちに書いておけ）。結局はブライトさん自身が「殴られもせずに一人前になったヤツがどこにいるものか！」と言われてしまうような、そんなアニメだった。
２年めは舞台をガラっと変えて、レギュラーも主役２人と１匹以外は総とっかえ状態で（１年目のレギュラーも出てはいるが）典型的な学園物に。学園という閉鎖された社会では、王家などといった古い権威には敬意は全く払われず、校則すなわちその閉鎖社会の法に従うことを強要される。その一方で「信じられないくらいのお金持ち」は優遇され、女王の如く振舞うことができる。すなわち、自由競争社会での勝者こそが優遇されているのだ。これは革命後の社会なのか？（だからそういうアニメじゃないっての）
「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル！」タイトル長い。ふたご姫とは対照的に、新キャラは事実上１人だけで実になんとも１年目のまんま。全くと言っていいほどパワーダウンしていないのが凄い。それにしても「ふたご姫Ｇ」のエリザベータといい、「マイメロＫＫＳ」の潤といい、新キャラの声は変にするのが今どきの流行？
