珍しく、というか初めてか？ ルージ全く無関係の話が中心だった回。コトナの過去とその故郷アイアンロックの秘密とを一話で明らかにしつつ、妹との確執と「逃げたしたのは実は…」のどんでん返しのドラマまで一話で描かなければなかったので、詰め込みすぎて消化不良だった感じ。
特に土壇場で、コトナではなくノーグが「コトナが逃げたのは〜リンナを守るためだったんだ」と説明を始めたのは、「いや知ってたならもっと早く言っとけよ」って感じでなぁ。コトナはコトナで「マキリには皆を導く長がどうしても必要なのよ、だから私は身を引いた」と言ってましたが、そのリンナはディガルドにアイアンロックの秘密を売ってるだろ、と。コトナの問い詰めタイムが発動すべきだったのでは? 一応、ディガルドに『「滅びの竜」を蘇らせたくないなら協力せよ』と脅されていることがほのめかされてましたが、肝心の「滅びの竜」は台詞ひとつだけ。これこそもっと説明が欲しかった。
ともあれ、発掘されるだけだと思われていたゾイドが、工場で作ることが可能だと明らかになったのは大きな動き。まぁそれについても、今までの話で「コトナはゾイド生産について何か知っている」とほのめかされたことがないので、かなり唐突に感じましたが……。第3クールは物語の大きな流れは抜きにして、世界観の説明が中心になるのでしょうか。
