週刊少年ジャンプ#39

アイシールド21 「勝負に勝って試合に負ける」というべきか、実にウマイことに納得のいかない負け方によって、まさかの準決勝敗退。そして敗けっぷりの描写を重ねたところで、最後に「敗者復活戦」に言及してヒキ……という、なかなか見事な起伏の付け方。
ヒル魔とムサシ(と、いわれて気付いた栗田)以外は誰も敗者復活戦のことを知らない、というのは演出の都合が第一でしょうが、まぁ必死にさせるためにあえて黙っていた、と一応は納得。欲を言えば、選手全員が打ちひしがれ、あるいは放心する中で、どぶろくだけは何かに思い巡らせている、という描写が欲しかった。

太臓もて王サーガ パロディよりも! 下ネタよりも! 何より素晴らしいのは……
地口だっ!!リヴァイアサンじゃなくていばり屋さん出てきた――!!!」がツッコミではなく説明になっている無理さ加減が最高だ。干物水着はどうかと思うが。

赤マルジャンプ絶賛発売中!! もう売ってねぇよ!! まぁ、まだ店先に残っていたうちに「武装練金ファイナル」はひととおり立ち読みしたからいいけど…。発売日1、2日後にはほとんど見かけなかったのは、やはり武装練金の人気、なのだろうか。

魔人探偵脳噛ネウロ 6つの犯行現場の名称を前号のうちに読者に対して明かしておけば、もうちょっと推理マンガの要素を強く出来るのにねえ。

HUNTER×HUNTER ここまで酷い作画を見るのも久しぶりだな。「奇妙な樹木」とか宮殿内の様子、あらゆる不吉を孕んでいるようなオーラなど、本来なら(というか普通の漫画家であれば)絵の力できっちり見せるべきところだろうに。

こち亀 エアバスA380ネタはうまいこと巷の話題を先取りした感じ……つーか就航は来年で、日本に姿を見せるのはそれ以降だからちょっと先取りし過ぎかも。それに屋形船を組み合わせるというネタの転がし方まではよかったが、後はゴミ。飛行中という状況をまるで活用しないまま、爆竜大佐乱入で暴走オチといういつもの腐りきったパターンで、実に全く救い難い。どうでもいいが「プロペラ式ジェットエンジン」って、それはターボプロップでは……。