「アイシールド21」 劇中で「皮肉なことに―その最後の1プレーは指令も何もない原始の戦いになるわけだけどねぇ…」とまでストレートに言われるとちょっと醒めるが、確かに「原始の戦い」たるオンサイドキックには、これまでの展開とのギャップもあって面白い。
ただ、この試合のキーだったムサシには、この最終局面において見せ場がなく（ホントに蹴りこむだけだとは……）、今回のヒキになる山場がモン太vs鉄馬でいいのか？ という気はする。
「太臓もて王サーガ」 スピンちゃんのときにもやったな、大女話。とりあえず、悠の本音が明かされて「冷静なボケ」だけでない立ち位置のキャラになったことには興味がもてた。
「家庭教師ヒットマンREBORN!」 力仕事というときに、ランボ・イーピンほどにも頼られてない獄寺に笑った。友情話に転がすまではよかったが、オチはいつもどおりグダグタで。まぁ、これはもう「そういう漫画だ」として読むほかないわな。
「魔人探偵脳噛ネウロ」 いやバッテリーパックが爆弾だってことは認めるとしても、起爆スイッチはどうやって仕込んだのよ、という突っ込みは禁止なんだろうな、やっぱり。
眼前の敵として笛吹がいるためか、追うべき犯人たるヒステリアはいまだ何者か見えず。本当に動機なき無差別犯だとしたら捜査も困難だと思うのだが、今後何か事件の共通点が浮上したりするのだろうか。
金未来杯の読み切り スマン、最初の２ページで挫折。
「HUNTER×HUNTER」 ノヴのまさしく地を這うような戦いは、この種の超能力マンガには珍しいかも。
ラストはあっと驚くパームの再登場……って誰だっけこれ？ ＮＧＬの創始者だったっか？ などと、完璧に忘れていた。ああ、ゴンに惚れてたコワい女性か……って、見た目変わり過ぎだ！ つーかこの前最後に出てきたときって、何をやる手筈になっていたんだっけ？
「切法師」 打ち切りが決まって本来の得意な路線に注力できるようになったか、ただ単に疎開すべしと説得するだけの話なのに、きっちり人の心情を汲み取っているためドラマとして成立している。「毎回何らかのバトルシーンを入れなければならない」というのは、この作者にとってはやっぱりキツイ制約だったんだろうなあ。
