新連載「カイン」内水融
さあ暗行御史の出頭だ！！ いやまあ別に「新暗行御史」のパクリなどというつもりはないが、あまりにも型どおりの設定、展開だ。安直な超人設定の追加によって、地味ながらもまとまっていた読切版より没個性になってしまっている。どうも、作者の力量ではなく編集者のディレクションに問題があるような……。追加設定が、基本設定・ビジュアルともチャイナ風の世界観とマッチしていないのもイタイ。「サソリ」の悪いところを継いだのか？
「ONE PIECE」
津波災害はワザとやっていたふしがあるが、このタイミングで「誰にも止められない暴走列車」とはまた間が悪いことで……。まぁ、第5話「親の遺産を受け継いで（中略）という噂」には敵わないが(苦笑)。
「BLEACH」
なんというか、戦闘が無いほうが面白いのは困ったものだな。「設定の整合に困って苦し紛れに藍染の仲間ということにしたのでは？」などと言われていた東仙が、とりあえず伏線として機能しているのは後々生きてくるのだろうか。
「DEATH NOTE」
「機内に虫だと？普通じゃないな…スタンドか！」 と、灰色の塔はさておき、第２部になって、ライトには積極的に動く理由が希薄になったために、メロが状況を作ってライトが動かされて、ニアが双方に突っ込むという図式で行く模様。Ｎがまず接触するのがキラでもライトでもなく（二代目）Ｌだというのはさすがにウマイ。
「ボボボーボ・ボーボボ」
この前の「はじめの一歩」ネタも「いいのか？」だったが、今度は「カイジ」というか福本伸行できたか（笑）。そういう節度の無さは嫌いではないが、大丈夫なのか！？
「銀魂」
「なんかナルトみたいだー」「本格忍者バトル漫画。」とアオっておいて、その実ボーボボだった。色々と試してみるのはいいと思うが、ぶっちゃけボーボボは２本もいりません。
「HUNTER×HUNTER」
「なんかジョジョみたいだー」（コラ）。異世界が舞台なのに、なんでゲームのルールがこっちの世界のそれと同じなんだよ、という基本的なツッコミはさておこう。
「家庭教師ヒットマンREBORN!」
割と順調にきていた印象があったが、掲載位置がいきなり黄信号。ま、一周年記念の巻頭カラー後が正念場でしょう（巻頭が無いようならいよいよ赤信号…）。人気があるとは到底思えないロンシャンで話を引っ張るのは、下手すると致命傷になりかねないと思うぞ。
「ミスフル」
テンプレートからタイトル外していたので仮名書きに（笑）。これもやっと、やっと、やぁぁっと終わりが見えてきたな。「今は次の試合は考えるな…」につい笑ってしまった。
「ユート」
スロースタートがここまで響いてしまったか、ついに実質上の巻末に。これではホントに吾川が主人公だな。
