「地獄先生ぬ〜べ〜」

帰りの電車の中で読むものが手元に無かったので、売店で『地獄先生ぬ〜べ〜 特選! 超常現象編』(集英社・ワイド版ジャンプリミックス)を購入した。タイトルどおり特に超常現象を扱った話を14編集めている。
あらゆる超常現象は妖怪or幽霊の仕業! というアイデアのひねり方はかなり強引なのだが、それがこの物語世界のルールにはガッチリはまっているために、それ相応の説得力があるのが面白い。いずれの回も、まずは普通に楽しめるのだが、作者の意図とは別のところで面白かったのが「オーパーツ発見!」の回。たまたま拾ったオーパーツ、超音波を発するわ突如振動を起こすわで大騒ぎ、という話なのだが……「それは超古代のポケベルでした」というオチ。既にポケベル自体がある意味『古代の技術』だよ(笑)。
ものすごく個人的なことでは、5月4日の朝にたまたま旅先のホテルで観た「宇宙人、童守町に現る!」の回が収録されていたというのが、ちょっと奇妙な偶然だった。これも偶然の女神のなせるわざか。