昨年11月15日の静岡旅行、ひとつ書き忘れていたネタがあった。
まとめるとこう。
2014年11月15日の静岡旅行
・清水港〜フェルケール博物館「Art and Air」展(→●)
・静岡県立美術館「美少女の美術史」展 (→●)
・登呂遺跡(→●)
・旧マッケンジー住宅(→●)
・静岡市文化財資料館「「昭和・静岡」写真展」(→●)
・静岡県庁、静岡市役所(→●)
・あべの古書店(→●)
で、書き忘れていたというのが、ヴォーリズ設計の「旧マッケンジー住宅」の話。
旧マッケンジー住宅は、旧マッケンジー邸の通称で親しまれている静岡市駿河区高松の海岸沿いに建つ白い壁が美しい洋館で、昭和15年に竣工した故ダンカン・J・マッケンジー、故エミリー・M・マッケンジー夫妻の旧宅です。 夫は茶貿易商として、夫人は社会福祉家として静岡市にゆかりのある人物で、夫人は静岡市の名誉市民第1号でもあります。 建物の設計は日本各地に多くの作品を残したウィリアム・M・ヴォーリズです。 昭和47年の夫人の帰国後は静岡市が所有し、市内に残る数少ない戦前の洋館のひとつとして広く一般に公開しています。
http://www.city.shizuoka.jp/deps/bunkazai/bunkazai_hogo_mackenzie_index.html
当日は好天に恵まれ、写真もきれいに撮れた。
展覧会「住む人の心に寄り添う建築 ヴォーリズの洋館たち」が開催中ということで訪ねたのですが……。
http://www.city.shizuoka.jp/000169282.pdf
展覧会といってもほぼパネル展、概ね『ヴォーリズの住宅』に掲載されている内容なので私にはあまり新味は無かったり。
ヴォーリズの住宅―「伝道」されたアメリカンスタイル (住まい学大系)
- 作者: 山形政昭
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展示室として使われた食堂。
階段。この上(画像右上)は「展望室」で、白砂青松の海岸そして富士山が眺められるだけでなく、天体観測にも使われたという。屋敷の愛称「HOMAM」もペガサス座の星の名に由来するとのこと。
まー、私の興味は星より台所用品だったり。相当に古い、というくらいしかわかりませんが……。
コンロがガスでなく電熱式というあたりから、戦後まだ間もない1940年代後半か50年代でしょうか? ダイヤルはタイマー一体の出力調整で、OFF−MED.HIGH−MED.LOW−HIGHなどと刻まれています。
コンロの真ん中には王冠マークと「FRIGIDAIRE」「RADIANTUBE」。
こちらはオーブンのコントロールパネルのようです。
冷蔵庫。たぶん電気冷蔵庫。このデカさがいかにもアメリカン。「PHLICO」「Advanced Design」のエンブレムが貼られていた。
外のガレージ内に展示されていた、47年式キャディラック・シリーズ62。排気量が5670ccというあたりに時代を感じますが、なのにパワーはわずか150馬力というのもまた時代です。