国鉄バス廃車体

何のあても目的も無いのに友部駅から宍戸駅まで歩き、さらに宍戸駅から岩間駅まで歩いてしまった。その、宍戸〜岩間間、「上郷入口」交差点付近で見かけたバス廃車体。

三本の木との取り合わせの妙もあり、実に絵になる。国鉄バスのカラーリングだ。

形式等は不明だが、どうも日産ディーゼル4R105という車らしい。

後ろから。

「531-8034」、国鉄社内もしくは営業所内のシリアルナンバー?

「点検整備済」ステッカーが示しているのは昭和52年10月。

サイドウインドウの広告が鏡文字だがはっきり読み取れた。「鮎の名所」「茂木町」「那珂川随一の景勝地 大瀬観光やな」「栃木県芳賀郡茂木町大瀬」など。大瀬観光やなは現在も営業中。



(4月4日追加)
他所のサイトで見つけた。富士重工製のボディを載せた、いすゞBU20(1968年式)らしい。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~iwate/vehicle/extra/scrap/kanto_03.html
国鉄バスの旧塗装車ですが、ロングサイズのBU20です。」撮影地が流山市になっているが、車体だけでなく三本の木と窓との位置関係も同一なので、画像提供者の記憶違いだろう。



(4月8日追加)
国鉄バスの社番(車番)の付与方法を解説したサイトを見つけた。
http://tsk3104.blog36.fc2.com/blog-entry-248.html
詳しくはリンク先を見てもらうとして、「531-8034」は「車内長8600mm以上の大型車」で「前向き座席」、車台メーカーは「いすゞ」、「8年式(1968年式)」の「非冷房・板ばね」車で「34」番と判明。
 

ついでに、岩間駅近くに建っていたトーチカ……ではなく廃屋。おそらく工事途中で放置されたもの。

骨組みだけというのを差し引いても、妙にものものしい姿。一体どういう用途の、どういう建物になる予定だったのだろう。国道沿いの建物なのでGOOGLEマップストリートビューでも見ることができる。