最近観たTV番組

個別の感想もひと言ふた言。
 
「獣電戦隊キョウリュウジャー
Yahooニュースで酷いネタバレを喰らわされたクライマックスへの展開。「山下真司が戦隊ヒーローに変身」「歴代最年長」だけで十分記事になるだろうに、なんでいちいち「キョウリュウシルバーに変身」「息子と対決」まで書くのだ。まぁ父親が準レギュラーで放浪中という時点で、終盤に父子対決があるのはお約束どおりというか容易に予想されたことだけどね。しかしダンテツがガチで裏切って、というか敵になってトリンを消滅させてしまうというのはさすがに予想外。あれかなぁ、デーボスが人間の感情を蓄えて完全復活を遂げたのに対して、ダンテツは感情を押し殺してでも使命を果たすという位置付けなのかなぁ。
 
ドキドキ!プリキュア
言いたいことはわかるけど未整理。「ジコチューな部分(エゴイズム)は誰にでもある」「ジコチューな行動でもそれが愛に根差すなら容認される」と言いたいらしいが、それで実際にやるのは「キングジコチューの中で丸まって眠っている国王の救出」だから噛み合っていない。それは、キングジコチューはさておいてそれとは別に存在する国王、すなわち残った良心に働きかけているのであって、エゴ自体の受容にはならない。
しかも実際、国王から分離したキングジコチューが残ってしまった。あれは設定上ではマァ「国王が封印を解いてしまったそもそものモノ」なんだろうけど、テーマ的には一体どう位置付けられるんだ?
設定上でも釈然としない部分があって、ベールはいったい何がしたいんだ、という(苦笑)。国王のキングジコチュー化を未然に防いで、適当にジャネジーを集めたり仲間を騙したりすれば他の2人(+2人+未登場の2人)を抑えてナンバーワンになれたんじゃないの? 「ナンバーワンになるにはキングジコチューの力をとりこむ必要があった」と理由付けるには今回のキングジコチューの姿はあまりにみすぼらしく、当のベールがそう言っちゃってるし……。
 
宇宙戦艦ヤマト2199
ファミリー劇場で集中放映があったので録画して視聴。うーん、第1話の頃の古代は兄を死なせた件で沖田艦長に突っかかってるし、勝手にコスモゼロで出撃するという良くも悪くも主人公的な行動を取ってるんだよな。2クールしかないシリーズなのにずいぶんとキャラが変わってしまったもんだ(ていうかまぁすぐに物分かりが良くておとなしいキャラになっちゃうんだけどね)。第1話では他に、ガミラスの地球攻撃の目的が環境改造だと匂わせる台詞もあって、そこらへんが結果的に伏線として機能しなかったのも残念。森雪が宇宙人(ユリーシャ)そっくりだという設定にしても、古代が森雪を見ていきなり驚く描写があるほどなのに(つまり視聴者に対して「ここを気にしてね!」というサインを送っているのに)、これまた結果的に他人の空似で終わっちゃったのがホントに残念。