朝日新聞の「「虚構新聞」に黒塗り記事」を黒塗りで検証してみた

虚構新聞の社主UK氏が朝日新聞のインタビューに応じて記事になったものの、当の社主は「そこかしこに小ネタと最後にオチをつけていたのですが、編集過程で全てカットされたようで、まるで本気で個人情報保護法案反対に躍起になっているかのようなインタビューになってしまいました」と発言(https://twitter.com/kyoko_np/status/408160874029805568)。

少し後になって【完全版】を虚構新聞上で公開しました。それが本当に編集前の【完全版】であるという前提で、何がどうカットされたかを検証してみた。
http://www.asahi.com/articles/OSK201312040014.html
http://kyoko-np.net/2013120501.html

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一応、アカは原稿整理や語句統一のレベルだと理解できるもの(どうでもいいけど新聞用語だとエープリルフールなのな)、黒塗りはネタ殺しという使い分けです(厳密でないのでその点ご了承を。あと「黒塗りが墨塗りらしくない」と思う方もおられるでしょうが手元に乾き気味のマジックしかなかったのでそれもご了承)

取りかかって初めのうちは「まぁ紙面には限りがあるし短縮くらいは勘弁してあげたら…」と思っていたけれど、途中で勝手に発言を勝手に作っています。「何が秘密かも分からない。誰が納得すると思うのか」「でも、秘密の範囲が明確じゃなく、将来どう運用されるかも分からない。もっと時間をかけて議論してほしい」……完全版ではこんなこと言ってません。これ、サンゴにUKと刻むが如き所業で、「朝日新聞による発言捏造」と言っても差し支えないでしょう。

個人的に、虚構新聞の愛読者として許しがたいのは「虚構のニュース」を「虚偽のニュース」としている点で、そこらへんの機微が理解できないド鈍い記者(というかデスクだろうね)が手前勝手をやらかしたんだなと想像できます。