久々に大宮に行ったら西口南側で再開発に向けた更地化が進んでいた。いわゆる親不孝通りの先にあった「浦和橋綿行」の看板を掲げた建物は既に無く、前からちょっと気になっていた民家も空き家になっていた。
見れば電気メーターも既に外され、空き家を越えて廃屋というべき状態だったので写真撮影&アップはご容赦。
一見、ちょっと古いだけで普通の民家なのだが。
軒先にまるで増築されたように風呂場が飛び出しているという恐ろしく古い作りなのだ。
風呂無しの一軒家というのも、かつてはさほど珍しいものではなかったと思う。ただどうだろう、この家は初めから二階建だったようにしか見えず、かつ、一階と二階で別の世帯が住むことを前提とした家にも見えない。二階にもふた間あるような歴とした二階建の家でありながら、風呂場を建物内から排除するように軒先に配している(あるいは初めは風呂無しだった)のである。どうにも奇妙というか不思議な民家という印象だ。
あー、煙突が伸びているけど実はここは風呂場ではなく、何か特別な作業室か何かで、風呂場は別にあったという可能性も無いわけではないか。