ニッポンのリア先生

中身を全く知らずに、「日本人の知らない日本語」をもう少し物語寄りにしたものだろう、と購入。

ニッポンのリア先生 (ビームコミックス)

ニッポンのリア先生 (ビームコミックス)

アイ・ラブ・ニッポン。
日本の中学校に赴任してきた、アメリカ人のリア・ブライト先生。書道、和菓子作り、小江戸散策など、日本をこよなく愛する彼女の素敵なニッポン体験記!

……厳しいことを言うが、作者には「外国人(ヨソモノ)が主人公である意味とは何か」から考え直して欲しい。
小江戸こと川越の街は日本人にとっても観光地であり、細工和菓子もまたふつうの日本人には馴染みがない。だから外国人が主人公である意味がない。「日本人にとっては何でもないもの」の価値の再発見にはできなかったのだろうか?
http://vimeo.com/44619388
まぁ、これは↑少々極端だけど、例えばこういう視点。かろうじて書道だけは、それが中学校の授業だから先生が夢中で取り組む姿に面白みがあった。
コメディとしては、全く容赦無くサブヒロインを変人に仕立てているのが気になった。さじ加減を間違えている。もう少し魅力的に描けたはず。まぁ夕立が降ったからといきなり服を脱いで走り回るヒロインも相当な変人、というか狂人だから、なんかそういう世界なのだろう。