まんがタイムきららキャラット3月号

この雑誌、付録無しでの本来の定価は350円なんだよね。忘れそうになる。今月も「ラッキー・ブレイク」が休載。
 
「GA 芸術科アートクラス」
巻頭カラー。ナミコさんが時代を遡って宮廷画家の仕事を体験する。特殊な交渉術を用いた…わけではなく、夢の中での話。前にもこのパターンあったよね。宮廷画家だって結構厳しい仕事なのよ、という史実(なんだろうな)を巧くお笑いとして消化しています。
刑吏役で出てくるナミコの姉は、3巻でドカッと追加された上級生キャラのひとりだったっけ? あれがイヤで単行本処分しちゃったんだよな。アニメになる前の話だからよく覚えてない。
 
「Aチャンネル」
ああ、猫鍋って猫を食うわけじゃないのか。動物写真や動画はネットの基本ネタらしいけど、全く興味ないんだよなぁ。
閑話休題、野良猫だって連れてきちゃダメだろというか、そもそも人懐っこい時点で野良でないと疑えというか。鬼頭先生の猫って全く記憶に無いんだが何巻に出てたんだろう。
 
「ごきチャ」
カブト虫や鈴虫から、人間と仲良くする秘訣を学ぼうとするごきチャ。仮に、速く走らないゴキブリがいたとして、それを人は嫌うか否か。ならば何故ひとはゴキブリを嫌うのかという哲学的な問いかけをはらんだ回。ウソだけど。
 
ひだまりスケッチ
カラー含めて5ページのみ。「センターカラー&増ページ」はよくあるが、「センターカラー&減ページ」は初めてみたよ。本当はこれ、ひだまり荘の面々に夏目が加わって試験勉強をする、という話がメインの予定だったんじゃなかろうか。そう思うと夏目はつくづく不憫な娘だ。夏目がゆのっちに勉強を教え始めた次のコマで、紗英さんはヒロさんと出かけちゃうし……。
卒業するふたりがその後どこで暮らすかは不自然なほど言及無し。まぁ学生寮じゃないんだからそのまま住み続けるというのもアリではあるが。
 
キルミーベイベー
久々にあぎりさん登場。本人はあんまり活躍しないが、蔵の中のあれこれはかなりあぎりさんらしい。
 
「先輩には頭が上がらない!」
新キャラ投入。「あ それじゃ僕の先輩になるんですね」の無理矢理感。たぶんこのマンガ、時任くんにとっては全キャラが先輩になるんだろう。
迎先輩の高校時代の後輩でイラストレーター、ということで今後はオタ方面のエピソードが強化されるのか? マンガの中では現実の女性同士なのに百合カプ妄想してしまう時任くんはかなり業が深いな……。
 
はるみねーしょん
4コマ目が「イラッ」だけとか、ツッコミが入らずに終わるのは大沖マンガの基本のひとつだが、今回はそれを極めた感じ。だんだんリアクションが淡白になっていくところに渇いた笑いが沸いてくる。
 
「インプロ!」
ああっ! くそぅ、この展開は予想外だったくやしいなぁ。

何かしらアクシデントが起こるのはマンガとして確実だから、それを当然のごとくインプロ(即興芝居)で乗り切るのか? それともそれは当然ではないと思い知るのか? 興味がもたれます。

とまぁ優希が大ポカをやるのは予想どおりでしたが、とばりんがそれを切り抜けられないのは「できないっ私……。英語でアドリブなんて―!」ときたか。つまり英国公演はストーリーをここへ持っていくための仕掛けだったんだな。
これでもう次回で終わってもいい感じだが、まだ続くようだ。