超速変形ジャイロゼッター#8

前回、「これで本物のさとりがロースペックだったら救えねぇな」と思っていたらそのとおりだった(泣)。今回の脚本家には眼鏡の心がわからないのだろう。つーかまぁ主要キャラの初登場回を偽者入れ替わり話にしちゃうシリーズ構成がまず問題か。

それにしても、展開の都合だと許容できる範囲ではあるけれど、「選ばれしドライバー」でないとエンジンをかけることさえできないジャイロゼッターがた易く敵の制御下に落ちるとか、スタッフ間で基本設定が共有できてないんじゃないかこのアニメ?

あと、カレーとか絆パワーとか信じる心で奇跡とか、テキトーな教訓めいたフレーズ織り込むのはいい加減やめれ。やるならやるで、眼鏡の心みたいに一発ネタとして流すか、思い切ってズバッと正論として言い切れよ。なんかこう、作り手がそういうものに対して照れているというか斜に構えていて、でも展開上はそれが大正解ということになっていて、煮えきらないったらありゃしない。

今回は、難病に苦しむ妹の手術代のため、やむを得ず敵のスパイをしている美人秘書の伏線は無し(←スパイが誰かまだ特定されてないし何か別の話が混じってる)。まさかこのネタ1クール引っ張る気か?

前回は、「敵が目的はメビウスエンジンの情報奪取だと明言」「トーマ以外のザコ敵が登場」「『カレー』とか『絆パワー』とかの具象化無しでシンパシーを描写」「スパイがその裏をいく行動をとることで後々明かされる『意外な正体』を印象付ける」(←だから決めつけるなっての)と、脚本のクオリティが他の回とは明らかに異なっていたが、どうもゲスト脚本家らしい。ゲストのほうが巧いってそりゃ軽くゼツボー的だわ。