/機動戦士ガンダムAGE#35

ここで今さら「銀の杯条約」かよ……。第一部で一度触れたきり完全に忘れ去られてた設定じゃないか。それも、データベースが「秘宝」と化しているって、なんだそりゃ。

「リアリティが無い」「説得力が感じられない」というレベルを超えて、もはや「お前、技術史をバカにしてるだろ?」という気分。

15年前の試作機が最強MSという『ガンダムW』も大概だったけど、まさかそれを下回るへっぽこ設定が出てくるとは……。

あーなんだ、何と言うか、なんともはや。何も言えないというか、どっから突っ込んだらいいかわからないというか、リアリティが無いというか、説得力が無いというか……。

お前、技術史をバカにしてるだろ?

ていうかさ。繰り返さないはずの戦争がコロニー内の地域紛争として続いていて、偽艦長ごときでも封印された技術にアクセス可能で、連邦政府は元首からして敵対勢力に内通するほど統制が取れていなくて、なのになぜ「銀の杯条約」に限っては律儀に遵守してるの? ていうかそこまで厳に守るのならAGEシステムとかマッドーナ工房とかも取り締まらないとおかしいだろ。

ていうかさ。後で使うつもりがあったからデータベースとして保存してただろうに、その一部を敵対勢力に掠め取られて、自分達はどこにやったか忘れちゃうとか、マヌケとかもうそういうレベルじゃないんじゃないの?

それともこれはアレ? AGEスタッフの自己言及? メタ言説? 「すげえ大事な基本設定があったんだけど、それがあったことさえ忘れてました〜テヘッ。でももう思い出したから大ジョブジョブッ!! はいっ「銀の杯条約」〜!! え? えーと、あるということを思い出しただけで、まだどういうものかわかってないけど〜」みたいな? そういう楽屋事情が作品内容に反映されてるの?