井上円了展に行ってきた

ふと立ち寄った新都心紀伊国屋書店で見かけた井上円了展のチラシ。へぇ面白そうだな、次の週末にでも言ってみるかとスケジュールを良く見れば期間は5日火曜日まで。おいおい、とその足で東京駅前のOAZOまで足を運んだ。
入場無料のうえに、東洋大学のネーム入りトートバッグと「新形三十六怪撰 小町櫻能(の)情」柄のA4版クリアファイル、文庫サイズのブックカバー、ポストカード2枚(四聖像と鶴亀双紙)、そして『歴史秘話ヒストリア 井上円了』のDVD(42分)が入場のおみやげに付いてきた。嬉しいといえば嬉しいんだけど、どこからこんな金が出ているのかと心配になるほどの大判振る舞い。ていうかDVDとかポストカードは普通に有償で売っていいと思うぞ……。このうえ図録も本文4C×4C A4版120頁で1000円というお手頃価格だったので購入。
ただ見る分には不満はないけれど、あまりにもお金をかけ過ぎで主催者がなんだか色々と心配になる展覧会だった。
とりあえず、哲学館大学部開設旨趣之詩をテキストに起こしておこう。

日域由来三道分
真如一貫是斯文
従今富士峰頭月
照破泰西洋上雲
 
日本では、元来、神道儒学・仏教の三教があり、
一貫した心理をもつのがこの学問である。
これより富士山頂の月は、
西洋の洋上にかかる雲を照破するであろう。