スマイルプリキュア

「犬も歩けば……ハモりだす、ワン!」
「正解しちゃったオニ〜っ!?」

れいか主役回でしたが、物語の着地点は「他の四人の良いところをれいか視点で再発見する」でした。そういうポジションもまた、れいか自身の選択ということでしょう。

自我の確立というテーマはトラディショナルなものですが、れいかがこれまで「誰の要請に応えていたか」がひと通りでないのが現代的かも。お約束では、「家」の旧習とか「親」の期待とかがあって、それに抗うことがイコール自我の確立なんですが、それとは逆に爺さんが唆す側なんだよな(笑)。

ていうかみんな中学生なんだし、れいか以外も「親に言われたとおりのことなんてやってらんないじゃん!」って反抗期だよね。それを言ったら身も蓋も無いか。

アカオーニ、「5人そろわないなら青っ鼻がdanzen有利オニ!」とならないあたりが勉強不足ですな。ジョーカーが持ってきた資料にはそのあたりも書いてあったと想像するとちょっと愉快。

「道程」は中学か高校のときのオリエンテーションリーダーズキャンプか何かで泊まった青少年なんやらセンターの食堂か集会室かどこかに(あやふやにも程がある)掲出されていた記憶。「君の前に〜」と間違えて覚えていたけど。