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輪廻のラグランジェ
第1期最終回。私はだいぶ前から「ガンダム」と嘲笑的に評される車のことを追っかけていました(2004年12月1日付2010年3月2日付3月3日付3月9日付3月10日付)。その流れでいうと、日産のデザイナーがアニメロボットを手がけるというのは、紆余曲折を経ての一つの到達点だったわけです。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20111017_484270.html
一方、鷲宮の「らき☆すた」事例を筆頭に(2009年6月5日付)、アニメによる地域起こしにも強い関心を抱いておりました。昨年には「花咲くいろは」の湯涌温泉、「あの花」の秩父と、地元の協力を取り付けてイベント等も積極的に開催する「聖地ビジネス」の成功例もあって、実在の地名を前面に押し出すご当地アニメは「ついにここまで」感のある、これも到達点だったわけですよ。
……それぞれ別の作品でやってくれればよかったのに。
どうあれ、ファンを鴨川でのイベントに誘導できなかった時点で、地域おこしアニメとしては失格なんじゃないでしょうか? ていうかそもそもコアになるイベントを鴨川で開催しないってのがおかしいよね。それどころか、「劇中のあの名場面を追体験する」なんてこともできないつくりの作品になってしまった。最終回だけちょっと名所めぐりをしたものの、もうちょっときちんと話を詰めるべきだったと思います。
そうした側面で、春アニメは「夏色キセキ」に注目しています。「期待している」とはあえて言わない。
キルミーベイベー
最終回。ちょっとだけドラマ的な要素を入れてきたけど、最後まで二次元漫才(もしくはコント)に徹してくれました。 毎回同じパターン、と言われりゃそのとおりなんだけど、そこを非難してもしょうがない。ボケ役がボケてツッコミ役がつっこむのが漫才なんだから。ある意味究極の「キャラクターだけのアニメ」で、ネタだのオチだのは悪いとは言わないけれど、つまるところ漫才師たるソーニャちゃんとやすな(とあぎりさんと没キャラ)の魅力が全て。
いやまぁ、単行本全巻そろえたり、アンソロ買ったり(asin:4832241354)、テーマソング買ったり(asin:B0065GI3VQ)、あぎりさんのキャラソンも結局買ってたり(asin:B006U21SG2)、付録目当てで「まんがタイムきららキャラット」3〜5月号を買ったりする程度には気に入ってるんですけどね。
聖闘士星矢Ω
第1話。ボス然とした敵キャラの垢抜けない容姿と、ギャラクシーというダサダサな用語を妙に懐かしく感じた。原作の「星矢」ではなくて、ごく初期のアニメオリジナル展開(ドクラテスとか幽霊聖闘士とか)を思い出させるセンスだ。「もっと燃やせコスモを!」と挑発する図式からして、ギャラクシーはその上位概念? 小宇宙より銀河が上なのか? マルスって名前にもさほどの意味は無いんだろうなー。
ストーリーは、第1話でやるべきことをちゃんとやった、という感じ。旧作を知らなくても付いていけるだろうし、旧作ファンもまぁいきなり見限る人ばかりではないでしょう。
炎を手づかみでのけようとする絵面はマヌケでしたが、アクションは総じて上々。作画はもちろんプリキュアなんですが、いきなり技の名前を叫んでおいて「何だ、この力は?」と戸惑うあたりも何だかプリキュアでした。
辰巳さんには和むが、このディフォルメはハガレンだよなあ。