麻雀漫画的なカラーページの構成

(↑続き)

漫画のカラーページの割り振り方といえば、前半をモノクロ、後半(もしくはラスト数ページ)をカラーにするというケースもたまに見かけます。これはどうも、少年誌では「エリア88」が初だったらしい。

最終回は巻末の掲載で異例の「前半モノクロページ、後半カラーページ(2色カラー)」という構成であり、通常のカラーページを掲載する場合とは逆であった。これは作者の強い要望により実現したもので、最終ページの見開きのコマはカラーということも相まって大きな反響を呼んだ。
(『フリー百科事典ウィキペディアエリア88」』より)

「へぇ〜」てなもんですが、それに続けてウィキペディア、こんなことが書いてある。

この後半のカラーページという新谷の要望に対し、担当の編集者は「麻雀漫画みたいでイヤだ」といい顔をしなかったという。

異例の構成なのに「麻雀漫画みたい」、というちょっと不思議な話。「少年漫画としては異例の構成、だけど麻雀漫画にはありふれた手法」だったのでしょうか。麻雀漫画となると、私にはエロマンガ以上に暗いジャンルなので、どうにも推察のしようもありません。この構成も、いつ発生してどう確立され、定着したのか、興味が持たれます。