海賊戦隊ゴーカイジャー

「地球は史上最大の危機を迎えていた。
 7月アナログ放送終了。
 人々を恐怖のどん底に陥れていたのだ!!」
本編はマァ予想通り。商業的にコケた翌年はなりふりかまわず売れる要素をブチ込んでくるってのは、ゲキ→ゴーオンという前例があるし、こんなもんだろうと。いや、ナメてるわけじゃなくて、それでホントに売れるんだから東映バンダイはすげえなぁという話。
んでライダーとは違って戦隊同士で戦ったりしないだろうとか、全戦隊がゾロゾロ出てくる見せ場はアバンタイトルだけだろうとか、人数多過ぎて収拾が付かないだろうとか、ゴーカイさんが力を借りるだけで過去のシリーズとはストーリー的なつながりはないだろうとか、なんかもう全く予想通り。
予想と違うのは、過去の戦隊の必殺技をやるとすれば(今回はゴレンジャーハリケーン)昔のまんまだろうと思っていたのに、変に現代風なアレンジを効かせてるところかな。ゴミ収集車は可笑しいけど、ゴレンジャーストーム(ハリケーン)にはモモの「いいわね? いくわよ!」を欠かしちゃダメだろー。
過去の戦隊との絡みは抜きにして、ゴーカイジャーという新戦隊のシリーズとして観れば、これという不満も無くまず普通に面白い。純然たる正義のヒーローでなく、海賊という設定を巧く戦隊のフォーマットにすり合わせていたと思います。おタカラ、もといお宝を求めて地球に来るとかどこのガイスターかと思うが、そこは海賊だからしょーがない。