/アニメの感想とか

神のみぞ知るセカイ」#3
あれ? 1話2話の不満が唐突に解消されたよ。

台詞は原作からコマゴマと変わっているけれど、言葉を整理して話の流れを整えたというレベルで、作品の核まで削ぎ落とした1話と違い、腑に落ちる。

逆に、アニメで追加された要素のほうもちゃんと機能していた。ひとつは、プレイ中のPFPの画面を見せたこと。美生の攻略がゲームでの経験の反映であると明示されて、第2話にあった「「桂馬が」ではなく、この作品そのものがテンプレートをなぞっている」という印象が緩和された。

最後の昼休みの場面、原作ではただ小銭を見せるだけだったのを、桂馬の手に小銭をあける形にしたのも「その手があったか」(ダジャレか)と感心する。美生が傲慢さを保ちつつ、しかし桂馬という使用人に対する情が残っていることが描けているし、桂馬の側にもダンスの記憶がフラッシュバックして、クドくない程度の余韻になっている。

脚本は1〜3話全て倉田英之だから、これは演出の手腕の差(第1話:高柳滋仁、第2話:曽我準、第3話:岡佳広)なのだろう。第1話は監督だから、明確な意志を持って(しかし明後日の方向を向きながら)台詞を削った。第2話の演出家はどうやら新人のようで、話をまとめるだけで手一杯だったのだろう。第3話は東映アニメなどでも実績のあるベテランで、ベテランなりに小味を効かせてきた、と。いずれも結果からの憶測に過ぎないが、あながち外れではあるまい。こういうことがあるからアニメは面白い。
 
それでも町は廻っている」#3
いい意味で、何も書くことがない。やはりというか新房印あるいはシャフト印(製作会社だとよく知らん)のアニメになってしまってはいるものの、ではそれで「それ町」では無くなってるかというとそんなことはなく、台詞もシチュも概ね漏らさずすくい取っている。原作付アニメのあるべき姿のひとつだと思う。ただまぁ、ナレーションだけはもうちょい整理してほしいな、うん。
 
トランスフォーマーアニメイテッド」#30
「ラグナッツ、ラチェットの物真似をするっつ。
『うおぉぉぉっ! マグネパワー全開っ!!』」
「物真似じゃないよそれ!!」
「ていうかある意味本人!?」
そんな感じで、ラグナッツ(CV:伊藤健太郎)がマグネパワーにやられてたのが印象的だった。

ジュエルペットてぃんくる☆」#30
マンガ描き設定を活用しまくり。2、3年後には レオン×サルファー本とか描いてそうな勢いだな、あかりちゃん。将来が楽しみだ。出来のいい姉に対するコンプレックスと家庭での疎外感を抱えている、という設定は「ハートキャッチプリキュア」のえりかに似ているのに、キャラクターの方向性はまるで違うのが面白い。次回は超久々に沙羅メイン回。
 
SDガンダム三国伝」#30
まさかの2週連続総集編。15分番組で制作体制がきついとも思えないのだが…。改変期合わせの新規視聴者対応?