タバコの生産調整の謎

JT、たばこ生産増強=駆け込み需要想定
8月24日13時1分配信 時事通信
日本たばこ産業JT)の志水雅一副社長は24日、たばこ増税に伴う値上げ前の駆け込み需要に対応するため、生産体制の増強に着手したことを明らかにした。同社は10月1日の値上げまでに1カ月分程度(100億本強)の駆け込み需要が発生すると想定。夏から国内各工場の稼働率を上げており、「顧客に迷惑を掛けないよう万全の態勢を取りたい」(志水副社長)としている。
財務省で行われた2011年度税制改正要望に関する業界団体からの意見聴取後、記者団に語った。 

夏から国内各工場の稼働率を上げて…で9月いっぱいまでの駆け込み需要に間に合うのがどうにも不思議。いや、これだけなら不思議ではないのだが、そもそも原料はどうするの?という素朴な疑問だ。タバコ農家はこの事態にどう対応したのだろう? 需要が増える、という予測があるなら葉タバコの生産量を増やすべきところ。しかし普通に考えてその生産調整は、この夏からから始めて間に合うものではあるまい。駆け込み需要対応での増産分の原料は、基本的に輸入頼みなのだろうか。それとも、そもそも国内のタバコ葉生産量は既にごくわずかな割合となっていて、需要の増減とは無関係なのか?


こういうのもあんまり見なくなったよね。当然といえば当然だけど。