トランスフォーマーアニメイテッド

ライト&サウンドメガトロンが土曜に発売された。

トランスフォーマー アニメイテッド TA26メガトロン ライト&サウンド

トランスフォーマー アニメイテッド TA26メガトロン ライト&サウンド

定価7000円超、量販店でも5000円を切らないという、タカトミの正気を疑う高額商品だ。

他社の商品でこの値段といったら、同日発売はゴセイグランドだよ。主役側で、番組中ではこのところほぼ毎回活躍があって、ゴセイグレートとの合体というプレイバリューもある。

対してメガトロンは悪役側で、今週ようやく復活したばかりで今後の活躍は不明。図体はでかいがデザインにサイズ相応の密度がなく、ギミックは変型と関節可動、ライト&サウンドだけ。連携性・発展性がない(日本主導ならばこのサイズのTFはたいがい基地に変型できるんだが…)。

絶対売れない。ていうか、売るためにすべきことをメーカーおよび番組制作がやってない。ライト&サウンドというかトーキングは、キャラクターに魅力があればバリューになるけど、復活したばかりで今後どういう出番があるかわかんないキャラがアニメの声でしゃべったって嬉しくないでしょ。

こういうときこそ本編外のミニコーナーに意味がある。音仏家のフォーマットを維持するにしても、たとえば「メガトロンものまね対決!!」とかやって、若本規夫の大仰な芝居の面白さをアピールすれば、多少なりともプロモーションになるだろうに…。トリビアにもならないクイズなんて、まったくの時間の無駄。音仏家はもう、シナリオがまずいとか役者が下手とかそういうレベルでなく、そもそもの企画意図がわからない。一体なにがやりたいの?

本編のストーリーがひとつの山場を迎えて盛り上がり、つまらぬアドリブも控えめになっているだけに、音仏家の救いの無さが一際目立っている。