トランスフォーマーオルタ二ティ・光岡大蛇(オロチ)

5月29日朝9時半過ぎ、新宿ヨドバシカメラ店頭。某SHフィギュアーツやら某figmaやらを求めて開店前から行列を作っていた客に向かって店員が言う。
「お並びのお客様の中に、トランスフォーマーオルタナティのみお求めの方はいらっしゃいますかー?」
あれは不人気商品だから並ばなくてもいいですよー、とは言わなかったがつまりそういうことなのだろう。まぁ実際、即時完売ペースでは無かったけれど、それでも今はどこも品薄状態のようだ。

トランスフォーマー オルタニティ A-04 光岡 オロチ/スタースクリーム ホワイト

トランスフォーマー オルタニティ A-04 光岡 オロチ/スタースクリーム ホワイト

トランスフォーマー オルタニティ A-04 光岡 オロチ/スカイワープ パープル

トランスフォーマー オルタニティ A-04 光岡 オロチ/スカイワープ パープル

私が購入したのはスカイワープのみ。スタースクリームは変な顔がどうにも受け入れられなかった。ジェット戦闘機でなく自動車からトランスフォーム、という時点で元のキャラからかけ離れているのに、そのうえ顔まで変えてしまったら歴代のどのスタースクリームとも無関係になるんだが…。タカトミは何を考えているのだろう。


ビークルモード。主役のコンボイは、アニメロボ風にメカメカしいGT-Rからトランスフォームするのに対して、悪役のスタスク/スカイワープはぬるっとして有機的なオロチからトランスフォーム! というのは中々のキャスティング。


GT-RコンボイフェアレディZメガトロンはビークルモードだとボディに盛大に隙間ができたが、このオロチはかなりきれいに分割線を隠しています。一方で室内の再現度は大幅に下がり、シート以外は申し訳程度にハンドルが付いているだけ。仕方が無いとは思うが、欲を言えばミドシップレイアウトのエンジンは再現して欲しかった。なお、ビークルモードには後輪がひっくり返って翼が展開するフライトモードという形態があるのだが、かっこ悪いので画像は無し。


ロボモード。トランスフォームの設計は決して複雑ではないのだが、ドア部を固定するジョイントが硬過ぎて、毎度ボールジョイントのほうが外れてしまう。これは個体差でなく、購入した人の大半が同様の経験をするようだ。コンボイ、メガトロンのロボモードには、首の位置に対して腕の付け根が後ろ過ぎるという問題があったが、スカイワープにはそうした問題はなく、全体としてプロポーションは良好。可動域はまぁ「取り立てて不満をいうほどではない」くらいか。


スカイワープのワープ戦法だ! あやうし、コンボイ!(声・正宗一成)的なシチュ。


コブラの意匠も取り入れつつ、ふつうに格好良くて悪そうなデストロン顔となっている。対してスタースクリームは、赤い目を四つ付けた何にも似てない不気味顔……何故なんだタカトミ。「スカイワープの野郎なんざ影が薄いんだから、あいつのほうを四つ目顔にしちまってさあ、人気のあるスタースクリーム様をハンサム顔にしましょうや?」(声・鈴置洋孝)「ええいうるさい、わしに指図をするな!」(声・加藤精三)「お、お許しくださいタカラトミー様…」いやマジで、スタスクをハンサム顔、スカイワープを不気味顔にしてくれれば両方買ったんだけどなぁ。