書き留めておかなかったがために、積ん読どころか買ったこと自体マジで忘れていた本とか読んだ本とか。
- 作者: 石原千秋
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「文学研究とはどういうものか」の入門書として、大学は文系の学部に進学する高校生には必読の本。もちろん大学生にも社会人にも、読みやすく面白いはずです。「感想文」ではなく作家研究でもない文学研究なんてのは実際、そういう学部に進まなかった人には全く縁が無いでしょうし、本を読むのにあたっての新しい視点が得られるかと思います。
日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス)
- 作者: 長山靖生
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先行研究で明らかになった先駆的なSF作品をつなげて、歴史化するのが私の願いだ。この「歴史化」とは、単に過去に書かれたSF作品を編年的に整理して叙述するというだけでなく、近代日本が培ってきたSF的な発想、その想像力の系譜を現在につながる生命あるものとして確認するという意味を含んでいる。
というわけで、日本におけるSFの通史を目指しつつ、合わせて想像力の系譜化をはかろうとする長山靖生の労作。「幕末・明治から戦後まで」と扱う範囲が広いので、広く浅くの薄味の本だろうと思っていたが、どうしてどうして、それぞれの時期を代表する作品・作家の個別の解説も交えていて、なかなかの読み応えです。
- 作者: 島内景二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/10
- メディア: 新書
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たとえば、
『山月記』のキーワードの一つ「夢」は、中島敦が種本である『人虎伝』の重力から逃れ出ようとするエネルギーを象徴しているかのようだ。(p171)
とか、「いいや、僕ぁそうは思わないよ?」の一言で論駁できてしまう……というか、賛にも否にも論が進まなくなってしまう。研究そのものは非常に細かく、中島敦のプロフィールの、従来知られていなかった部分も掘り下げていて、伝記としては価値があるのだろうが、どうあれこの本は「中島敦作品をより面白く読む」役には立たない。
- 作者: モリナガヨウ
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 2009/06/29
- メディア: 大型本
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- 作者: 新城カズマ
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2009/08/08
- メディア: 単行本
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- 作者: 神林長平
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 山内貴範
- 出版社/メーカー: アドスリー
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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