トミカヒーロー レスキューファイアー#25

ゲストのアスカちゃんが可愛かった。何が可愛いって、長台詞の後でカメラのほうをチラ見しちゃってるのが可愛い(笑)。きっと(今のでよかったのかな?)って不安だったんだろうなー。ていうかチラ見が映ってる時点でNGの気がするが、きっとスタッフたちも「可愛いからOK!」で済ましたのだろう。このロリコンどもめ!

他はまぁ毎度毎度の「可もなく不可もなく」、「誉めるところはないが視聴をやめるほどでもなく」のレベル。

ビークル、エクスドラゴンも相変わらず、ディテールは無駄に濃く、動きはフワフワと軽い。いやまったく、設定重量が何トンだか知らないが、RCカーみたいにスーッと走ってピタッと止まるのはおかしいと思わないのだろうか。はっきりいって、これ作ってるスタッフは車が動いてるのを見たことがあるのかとさえ思う。あえて軽やかな動きを見せたいのだとしても(そのセンスもどうかと思うが)、例えばバーニアで逆向きのベクトルを発生させてる描写を入れるとか、見せようがあるだろうに(ただしこのあたりは、去年の例えばレスキュードーザー初登場回などでも同様だったので、スタッフはこれでいいと思っているのだろう……大丈夫か?)。

子供でも気にしそうなのが、ビークルモードで敵に体当たりしたときとロボモードでチャンバラを始めたときとで、あからさまに大きさが違うこと。これも意味が分かんない。単にビークルモードをもうふた回り大きく描けばいいだけの話なのに、なんであんなことになったのだろう。

チャンバラといえば、ファイアー1とウカエンとの決闘もショボショボでなぁ…。「シンケンジャー」が見せた、シンケンレッド対腑破のガチで時代劇な殺陣と比較するのはさすがに気の毒だけど、見せ方も展開もあまりに型どおりで何のアクセントもなく、「決闘ってこんな感じだよね」と言わんばかりのやっつけ感を感じてしまった。

ストーリーの面では、「より強力なレスキュー魂」と「薪割り」に何の関係があるのかという疑問が。ていうか、集中力だとか「お前が生き抜くことによってどれだけ多くの人の命を救うことができるか考えるんだ」とかくだくだしく言っていたけど、前回の展開からすれば「敵に勝とうという邪念がレスキュー魂を曇らせていた。お前の使命は打倒ジャカエン以前に、人を救うことだ!!」ってな感じでよかったんじゃないの?

とまあ、感想書き出すと文句ばっかりになるし、その代わりに誉めるところさえないのだが、それでも視聴をやめるほどでもないというのは、実はものすごくクオリティ・コントロールの成された作品(レベルは低いが安定していて気にさせない)なのかもしれない。