いろいろ感想

侍戦隊シンケンジャー 「シンケンとマジ、本気の戦隊はどっち?」って、マジレンジャーについては何をどうというネタも無いけれど、その名に恥じず真剣なのがシンケンジャー
自分を守る盾になったイエローのことを「ほっとけ。この程度でつぶれるような奴はいらない」「弱い奴は邪魔だ」ときたか。これはこれで面白いけど、ちとハード過ぎて子供はついてこれるかしら? と思っていたら直後に「あ、おでんや」「なんだそれは?」「間違ってますか?」「俺、余ってるだろ!」だもんなぁ。この一発ネタのために重々しく凝った合体シークエンスまで撮ってるし。柔硬自在でいい感じです。ロボ戦(巨大化戦)で戦闘員と戦ったのも、ひょっとして初めて?

侍戦隊シンケンジャー 侍合体 DXシンケンオー

侍戦隊シンケンジャー 侍合体 DXシンケンオー

これでも一応「おでん」が再現できるそうで、ちょっと買いそうになっちゃった(笑)。
仮面ライダーディケイド 士よりもユウスケがストーリーの中心でがんばっていて、なんつーか「どっちが主人公?」て感じだ。まぁ、士の性格とディケイドの設定が色々とアレなぶんを、ユウスケがうまく中和している…かな? しかし、まさかワタル=キバまでレギュラー化ってことはないだろうし、クウガだけ特別扱いでいいのかという気もする。
フレッシュプリキュア! 「大好きな人たちにはいつだって笑っていて欲しいじゃん? だから…見ててください、俺の、変身!!」……って、これは30分前。つか10年前か。戦う動機としては健全そのものですが、抽象的かつ広範過ぎてイマイチ重みがないような。五代みたいな変人ならともかく、「ダンススターを目指すふつうの中学生」にその動機はリアリティ無いよねぇ。
全体にコミカルな演出が冴えていてそれなりに楽しめましたが、脚本がどうにも消化不足の印象。特に、仲良し兄妹のみずあめになんのフォローも無いのは問題だろう。「一時は不幸に突き落とされても、人はそこから立ち直って『幸せゲット』できる」というのが、おそらくはシリーズ全体を貫くテーマになると思っていたんだが……。不幸に見舞われたまんまほったらかしってアリかぁ? 1話冒頭にあの告白話を入れたのは、ラブのキャラクターを紹介すると同時に、「やがて幸せはゲットできる」という方向性を示したもの、じゃなかったのか?
シフォンの暴走とナキワメーケの発生とが全く別個のストーリーになっているのも疑問。クライマックスで無理矢理絡めてきたけど、「ナキワメーケも喜ぶと思っていたずらをした」っていう動機も腑に落ちるものではないし、大体なんでそこで都合よく氷なんだよと。
イースを抑えて出陣してきた割に言ってることもやることも全然変わんないウエスターとか、敵方も魅力に欠けており、今年は早期に視聴中止もあるかもなぁ。
「その通りになるのDEATHNOTE……じゃなくて「絶対可憐チルドレン」。もう、あの問題作をアニメでもやらかしたという時点でエライ。オープニングで「うわ、残りわずかだというのに可憐ガールズお払い箱!?」と思ったら、エンディングとのコンバートでした。商売うまいなあ。私はどっちのバージョンも買う気無いけど。