土日に観たもの色々

レスキューフォース
まぁデカレンジャー石野真子が変身したくらいだから早見優変身回もあるわな、というくらいでRUはどうということもなく。
予告で観ていたとはいえ、ちょっとびっくりしたのがゼロファイヤーとレスキューザンバーのTV本編登場。関連商品がほとんどおもちゃ屋から消えたこの時期に、いまさら再生産の予定も無いだろうに新ビークル登場かよ!? 
いやその、おもちゃの最大の商機はクリスマスシーズン。メーカーはそこにピークを合わせて開発も生産もスケジュールを組む。目標はまぁ、クリスマスまでに主力商品をどかっと売りさばいて、さらにお年玉での買い物でほぼ売りつくすこと。だから2月に商品がまだ残っているのは、あまりよろしくない。
んで、何はともあれ「30分の玩具のCM」であることに変わりは無い子供番組もまた、そのスケジュールに合わせた内容にするのが原則なわけで。幸い1月までにほぼ売り切ることのできたゼロファイヤーやレスキューザンバーを今さらテレビに出されても、意味が無いというかなんというか。
メーカーにとって意味が無いだけでなく、逆にこれを観て「ゼロファイヤーほしーい」「レスキューザンバーかってー」とねだる子供を連れておもちゃ屋へいっても「すみません、もう品切れなんです。再入荷も予定が無いんですよ……。なにせ来月には終わる番組ですんで…」と店員に頭を下げられるだけ。子供はガックリですよ(無駄づかいが抑えられてお父さんお母さんはホッと一息かもしれませんが)。
まぁ、ほぼ完全にスケジュール・コントロールができている戦隊シリーズに関しては「クリスマスで買ってもらったものがひと月ちょいで『まえのヒーローのおもちゃ』になるのは、子供にも親にもやるせない話だよな」とかいう非難の声も世にはあるんですがね……。次期仮面ライダーはどうなるのかね。
そして玩具絡みでもう一丁驚いたのが、コアストライカー隊長機の登場! 改造を担当した座間のショップ「Zone」に展示されているとのことで(コチラ→●【Zone】 FAIRLADY Z PRO SHOP(フェアレディZ32&Z33 専門店/プロショップ)−『レスキューフォース』ヒーロー車「コアストライカー」情報!!)、いずれ本編にも出てくるかと思ってましたが……。いや、色々と微妙なところがあってね。
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この画像ではよく見えませんが、商品名「コアストライカー(隊長機)」は黒でなくガンメタと金のツートン。本編に登場した黒と銀のツートンではない。ていうか。

TVに登場したのって隊長機じゃなくてブラックバージョン(上画像奥)のほうだという、そこらへんがビックリ(細かくてすみません)。
結局、実車改造のコアストライカーは1台しかなく、コアストライカーマックスに主役の座を渡した後、コアストライカーファイヤー(上画像手前)に塗装されて劇場版に登場、撮り終えた後にファイアーパターンをはがして隊長機(=ブラックバージョン)としてTVにも登場という流れのようです。
 
侍戦隊シンケンジャー
話の骨子はオーソドックスなのに、基本設定とビジュアルの奇抜さで怪作に…。あ、いや、「一見すると怪作だが本質はオーソドックス」といっておこうか(苦笑)。過去にも「カクレンジャー」は和風ムードを前面に出してましたが、比べても色々とフッ切れてます。なんだよショドーフォンて。
冒頭の殺陣が時代劇のノリで「おっ?」と思ったけど、5人そろってからの戦闘シーンはよくも悪くも相変わらず。あ、でもレッドが大刀振り回して戦闘員の大勢のなかに単身突っ込んでいくのはコーエー無双シリーズみたいなビジュアルでちょっと面白かった(○○みたい、と思えてしまう時点でアレだけど)。
 
仮面ライダーディケイド
オダギリでも五代でもない雄介が、しかし雄介らしく子供をたぶらか…いや、子供に語りかけていたのが印象的でした(だけど五代とはちょっと違ってるあたりがまた巧い)。それと、本来なら喜ぶべきことなんでしょうが、声優が基本オリジナルキャストなのを聞くと「ああ、声優って生身の俳優に比べてギャラが安かったりスケジュール押さえやすかったりするんだろーな…」と複雑な気分になる。
 
フレッシュプリキュア
誤解をおそれずに言うなら、「『プリキュア』もとうとう、キャラと設定をちょっと変えるだけで、過去にやったような話を繰り返してもいいという、戦隊シリーズ並のタイトルになったんだなぁ…」と感慨深い。