北のDr.コトーとか言うな

(承前)
「学者は正しさを押し付けようとするが、世間は面白さを求めている」というマッつぁんの見解からふと思う。その構図がそっくり逆転しているのが、村上智彦先生が夕張市に赴任した件をただ美談としてのみ取り上げる傾向なのかな、と。
村上先生は確かに奇特な方だ。しかし目指しているのは「奇特な人抜きでも応用可能なシステムの構築」であるはず。そしてそのモチベーションの源は研究者の精神……システムを構築し、夕張というモデルで実地に試行し、結果どうなるかみてみたい、できればシステムを確立したいという「研究者の面白さ」の追求だと思うんだがなあ。違う?
(「明日は昨日の為にある」07/1/22付エントリ)
なんというか、世間はあまりにも過剰に「正しさ」を期待している感じがするのだ。
(つか「お前ら村上先生を無責任にこれだけ持ち上げといて、後でハシゴを外して知らんぷりとか、そういうのは許さんからな?」みたいな)