週刊少年チャンピオン#14

ショー☆バン
次回最終回。主人公の強さがインフレ気味になったところで、イップス(明確な根拠のない不調)で話を盛り上げようとしたあたりには相当な無理を感じていたのだが、まぁここまでくればあれはあれでいいかな、と。予告をみた感じでは高校野球編までやりそうな雰囲気だけど……?

>双津木は今まで控えだったからこういう守備は苦手なハズなんだ!

いつもながら細かいなぁ、どうも。

>オレはあの日の「ストレート勝負」……
>キャプテンの負けだとは思ってねーぞ!

ここで清田か! まるで切り札が最大の効果を発揮するタイミングを見計らっていたかのようだ。マンガ的にはその計算はいいとして、清田のキャラとしてそういう小ずるいのはいいんだろうか(笑)。

「ダイモンズ」
うーむ、本当なら「いよいよ避けられなくなった旧友対決」で盛り上がるはずなんだが、「味方のはずの連中に裏切られてor邪魔されて、ヘイトに助けられるorヘイトをかばう」決着が見えてきてしまった。こんなベタな予想は裏切ってくれるものと期待したいが。

ギャンブルフィッシュ
前回の感想には「ただの単なる「素早いすり替え」」と書きましたが、ただならぬ素早さのようで。純粋な手先の技術のマジシャンvs心理トリックのギャンブラーという対決は案外楽しめそうだ。岡野剛の「魔術師2(マジシャンスクエア)」が、マジシャン対本物の超能力者の対決になりそうだったときのワクワクを思い出す(でもあれは結局…)。父とか兄とか家庭の事情絡みでメンタル的に負けるという展開は避けて欲しいところだけど、さて。

涅槃姫みどろ
うわっ、予想を下回るショボショボな最終回だ。みどろさん消滅エンドなら、ただなんとなく道案内的に消えていくのではなく「最後に裁くのは自分自身」とか「誰よりも本当に厄いのは……」とか、そういう言及が欲しかったところ。今川版「ジャイアントロボ」のパロというかパクリも厄いなあ。「鉄人28号 白昼の残月」公開記念のオマージュと受け止めておきましょうか(苦笑)。ラーフラ秋元羊介、みどろ=若本規夫で声が再生されてしまうぞ。
ラーフラ「貴様との決着がこんなものでいいはずがあるまい!」
みどろ「未練だぜ……」