買ったもの色々

リアル店舗で見つからなかったもの(探し方がぬるかったんだけどね)をあれこれと、セブンアンドワイでまとめて注文。

私は以前、「ステルス機の特徴的な形状は、本当に目に見えないレーダー波を可視化しているのではないか」とか書いたけど、世の中には既に『ステルスデザイン』なるタイトルの本があったのだった。

ステルス・デザインの方法―イルカの記憶と都市の閉塞感を減らす技

ステルス・デザインの方法―イルカの記憶と都市の閉塞感を減らす技

私の着想とは全く関係ないのだが、「人に癒しを与える過去の名建築の多くは、何とレーダーやソナーに映りにくい形状をしており、その「ステルス・デザイン」の応用が現代都市の閉塞感を救う?」とのこと、これはこれで面白そう。ただ、そもそもデザインとして何か新しいことなんだろうかという気も……。レーダーやソナーという着眼点と、科学的根拠を見つけ出したことが研究の成果なのか。まぁ到着待ち。
近代日本と戦死者祭祀

近代日本と戦死者祭祀

読売新聞に書評が載ったらしい『近代日本と戦死者祭祀』。だが、6000円超える本って、やっぱり泣きながら買うよね。でもまぁ、赤羽八幡の忠魂の碑に西南戦争の戦死者が合祀されてるのをみて、「じゃあ薩摩軍はどうなのよ?」とか「明治以前の戦死者は無視かよ?」とか、内戦での戦死者の扱いに興味をもってしまったから仕方ない(この本には、忠魂碑はそもそも戊辰戦争での反政府軍の戦死者の霊を慰撫するものだとか、詳しく書いてあるらしい)。ただ、太平洋戦争以後の忠霊塔建設にはあまり触れていないようで、そこが気になるところ。
ドリームチャイルド [DVD]

ドリームチャイルド [DVD]

実はVHSで持っているのだが、それはレンタル落ちの中古品。05年にDVD化されたことを最近になって知り、この機会に注文した。
ちなみに私は岩井俊二はダメ監督だと断言するね、作品は観たことがないがな。この「ドリームチャイルド」を取り上げたエッセイがまぁヒドくて(『トラッシュバスケット・シアター』収録・ISBN:4043441045)。世のきれいな部分、日の当たる部分にしか目をやりたくない人間にろくな映画が撮れるわけがない。
まず老アリスの死に対する恐怖があって、そこから逃げるための存在だった美しい思い出が、最後には恐怖を超えるための足がかりになる……この昇華こそが何よりも美しい映画なのに。そこが見えない映画監督って何なんだ?