堕天使コード5巻

シェークスピアを師と仰ぐ作家が、なんであんな小説書いてるんだろう……。つか、シェークスピアのインスピレーションが降りてきたところで、あの話を完結させられるとは思えんのだが(笑)。

涅槃姫みどろ 3 (少年チャンピオン・コミックス)

涅槃姫みどろ 3 (少年チャンピオン・コミックス)

いつまでも「クレヨンしんちゃん」でネタにされたことを引っ張るあたりにマイナー誌の悲哀を感じる「涅槃姫みどろ」の新刊。私の中では『鼻をなくしたゾウさん』(荒木飛呂彦・デッドマンズQ)に並んで、死ぬまでに一度は読みたい本『堕天使コード』が登場する巻だ! その他「ヒロシ参上」の観音像に扼殺されたり刺殺されたり斬殺されたり撲殺されたり。ラーフラが出てきたり「バカタレ!」修行僧が出てきたり。芸術家の盗作騒動に「時事ネタはすぐに風化するなあ」と思ったり。
この漫画、「身も蓋も無い」「誰も救われない」話が基本だったが、この巻では最後の執事の話など、ちょっとイイ話で終わるものもみられたりで、色々と試行錯誤が感じられる。