週刊少年ジャンプ#36.37

アイシールド21
ああそう。
としか言いようのない種明かし。(←やっぱり醒めてる)
いや面白いんだけどさ。前回のタックルの場面、いつものモン太のバカ台詞と思わせて実は……! というのは見事だし、ここで阿含と栗田との因縁に改めて触れるのも巧いし、この後さらにヒル魔の奇策でもうひと山持ってくる、というのはジャンプの他のマンガには望むべくもない、ひねりにひねった展開だ。
なのに、う〜ん、なんだろうなァ気分が高揚しないこの感じは。あまりに巧すぎてサプライズに計算が感じられてしまい、素直に驚けないってことなのかな。
 
ToLOVEる―とらぶる―
「絶対に露天風呂がある」「なぜか必要以上にイチャイチャする女性キャラ」「のぞきを提案する主人公の友人」「力なく止める主人公」……。『絶対可憐チルドレン』4巻(ISBN:409120127X)で椎名高志が指摘したとおりのベタな展開、ではあるが……。「必要以上にイチャイチャする女性キャラ」というベタな場面で、しかし「胸ではなく下腹部と股間に手を伸ばす」ってのは、少年誌では前代未聞ではなかろうか(苦笑)。
 
魔人探偵脳噛ネウロ
ここからが中盤戦かい。やっぱり先が長そう。電脳世界の再戦より前に、まず外堀を埋めるべくハードウェアを破壊する、とはまた現実的な展開だな。しばらくはネウロよりも篚口(ヒグチ)の動向に注目すべきなのかも。
 
太臓もて王サーガ
毎度のことだが、サマンサの台詞にツッコミを入れているのは誰なんだろう(笑)。初の「エム×ゼロ」ネタから、それでも「ジョジョ」第1部ネタに転がってしまうのは業というものか。フェロモンで正気を失っても「いいかげん告白しちゃいなさいよ!!」しか言うことがない千里は、実はとってもいい娘なのか、それとも……キャラが立ってないだけなんだろうな、やっぱり。
 
みえるひと
「気色悪いくせに頭はまわるじゃないか」って、ひでえよ澪姐さん(笑)。それにこの計略、仮に予定通りにいったとしてもうたかた荘を引き払うことになるような……。
唐突に案内屋サイドにも新キャラ投入の予兆。これまたクセのありそうなキャラだが、さてどうなることやら。
ラスト、先代明神と現明神とを黒明神・白明神と言い分けてきたファンに対する嫌がらせのような展開に(笑)。これもどういう説明がつくのだろう。