週刊少年ジャンプ#20

新連載謎の村雨くんいとうみきお
主人公が地味なのはそういうキャラだからいいとして、漫画全体が地味なのはもう少しなんとかならないか(苦笑)。読み切り版ではデザートイーグルだった武器を苦無に変えて「忍者」にしたあたりは、ちゃんとキャラの補強をはかってるなと思うけれど、それもなんだか地道な努力って印象は禁じえない。
また、導入が通り魔事件でクライマックスは交通事故の防止ってのは、事件のスケールが逆の気がするぞ。「目立てない」というキャラを見せるためには仕方ないにしても、もう少しなんとかならなかったか。
まぁ、冒頭の500円玉飛ばし→無意味→飛び降り→眼鏡の運びとか見ると、なんだかんだで巧いなあとは思うし、こういうレベルで感想が書ける新連載は久々なので一応は今後にも期待。
 
DEATH NOTE
まあ、事ここに至ってはライトは演説ぶつしかないやな、と思ったらまだ残された手があるのかよ。さらにもうひとつ最終最後の手段、「リュークに助けを乞う」ってのも残っているけど。
演説の内容とニアの反論は、まぁこんなもんでしょ。感想といえば、相対的に「アクメツ」が名作だったかのように思えてくる、という程度。
 
ツギハギ漂流作家
岩代「よ――、一瞬だけいい夢見れたか? ツギハギ」
大亜門「うっあ、鬼燃えてきた! 岩代さん、これどっちが続くか勝負っすね。固定ファン層の厚さなら負けないっスよ!」
公平(そうか、僕と勝負ですらないんだ―。岩代さんたち普通のプロから見たら、しょせん僕なんか……。 どんなにがんばっても、その辺のポルタみたいなもんか)

とか西公平の画力・ストーリー・キャラクター・構成力・演出力・オリジナリティーの低さにナメてかかったら、掲載位置があり得ないことになってますよ? 何これ?
 
魔人探偵脳噛ネウロ
ネウロの防御の仕方がちょっぴり荒木調。弥子が「最後の自分」像に込められた真意を言い当てたことで、サイの興味も弥子に向くかと思いきや、あくまでネウロにこだわるか。ん〜、弥子の力がもっと具体的にネウロの役に立つ話になるかと思っていたのだが……。
それにしても、超常もとい頂上決戦というのは全く予想外だな。
 
みえるひと
うは、ガクが主役みたいだーと思っていたら、最後は明神がいいとこさらっていったよ! 時々こういう無茶に盛り上がる回があるから見逃せんのう。

太臓もて王サーガ
「つーかアイツ一人でいくつ設定もってんだよ」などと自分でツッコミ入れるくらいならもっと設定を練りましょう……。
「マルハーゲ」が「マルガリータ」はいいとして、「クーソーしてから寝てください」ってのは、古くてしかもCMネタだからかなり難解な気がする(NAMCOTのCMのキャッチコピー)。「タカヤ」ネタは新しめだけど、決して有名とはいえない作品だけに単行本派にはきついかも。それを言ったら「ネウロ」はどうなんだって話になりますが。