新「王ドロボウJING」 輝くものは星さえも 貴きものは命すら 森羅万象 たちまち盗む王ドロボウ! ……ではなくて。「カイン」「みえるひと」「切法師」と、読切時には将来を嘱望されながら肝心の連載は振るわない作品が続いたので、読切はダメだったこいつは連載で化けるかな〜と淡い期待を抱いていた……、
新「大泥棒ポルタ」北嶋一喜 あ〜、あ〜、あ〜。これが20週以上つづいたら、私はきっぱりジャンプから手を引きますわ。メリハリをつけるべき箇所をざっくり流してしまう平板な構図とコマ割、没個性的なキャラクター造形、印象に残らない台詞回しと、とにかく誉めるところが無い。
なんといっても、肝心の盗みのテクニックがまるでデタラメ。「お菓子ならいいですよね?」って、牢獄の壁面3面をカバーできるスクリーンになる不自然に巨大なチョコバーをスルーするなよ、警備員。「やったよ、管理コンピュータに進入成功!!」って、監視カメラは普通はコンピュータを介しないし、使っているとしてもスタンドアロンでしょ。これに比べたら「カイン」はちゃんとマンガになっていたなぁなどと相対的な評価が上がってしまう。
「ONE PIECE」 「……当たりなら大歓迎」(パク…!!)などと言っていたら、顔面蒼白で「うっ ……!! ひどい味っ…!!!」。どうやら中ってしまったようだ。
「NARUTO」 いや仕事しろよお前ら。遠巻きに見てるだけかよ。
「べしゃり暮らし」 「銅賞キャーどうしよう」。そうだ! 第1話に欠けていたもの、それは駄洒落だ!! 駄洒落こそギャグの基本! アルファにしてオメガ!! そんなことあるふぁ? おめーが言うな? つーかこれはオヤジギャグか? 閑話休題、予期せぬトラブルを、主人公の機転と得意技で切り抜けるという、ドラマの基本に忠実な回。でもこの回だけで完結しちゃっていいのかという気はする。
「BLEACH」 どんな組織も同じように統率取れてないのな、このマンガ。
「太臓もて王サーガ」 もて四天王のもう一人の存在が来週以降のポイントか。
「アイシールド21」 「第3のスペシャルチーム」キックチームという話はなかなか面白いのだが……。全国大会で磐戸のメンバーを引き抜いた関西のチームと戦うためのお膳立てなのが最初から明らかなので、いまひとつ盛り上がらない。
「DEATH NOTE」 相沢の一言からニアがキラを特定する流れは久しぶりに面白かった。あとは四代目キラがどう物語を転がすかだけど……。
「銀魂」 随分と惨めな負け方をしていたような気がする似蔵がまさかの再登場。今度は活躍できるかね? どうでもいいけどエリザベスの愛称はエリーじゃなくてベスとかベティでは?
「HUNTER×HUNTER」 そもそも蟻が良くも悪くも人間並に呼吸してるのかって気が。
「こち亀」 田んぼ、なかなか面白そうなんだが、聞いたことが無いやったことが無いどころでなく、これに類する遊びすら思いつかないぞ。