ゾイドジェネシス#8

第8話「地下水路」
まあなんだ、まだ始まったばかりだから、どういう方向性で行くのか模索中ってことなのでしょうが……。でも、それにしたってこりゃないだろうなバカ話。「決闘」の回みたいに、平和な状況下での「恋の鞘当て」なんて戦いであればこんな話でもOKですが、ディガルドとは戦争を、殺し合いをやっているわけで。その将官であるザイリンを道化にして、底の抜けた、節度をわきまえないギャグ話をやられても正直引いてしまいます。
ハラヤードの街を既に占領しているディガルド、その目をかいくぐっての補給作戦、そして偶然の接触……という状況自体はオーソドックスながらいくらでも面白くできるものだけに、何故こんなことになってしまったのやら。
世界観】 冒頭の会話ひとつでなくなってしまったゲリラ組織。悪い意味で予定調和的というか、ガラガを仲間入りさせるために余計なサブキャラを振り払ったというか……。次なる目的地は匠の住む村、サクサ村。原宿(ハラヤード)の次は浅草か(笑)。ジェネレーターの手がかりを知っているかも、というルージ一行とロン&ガラガを同行させる流れは自然でしたが、ディガルドの追撃を逃れる算段はあるのでしょうか。
ディガルドの歩兵が初登場。一般パイロット同様妙な被り物をしていますが、頭の大きさは普通の人間並みでした。中身はどうなっているんですかね。
ザイリン】 二度目は悲劇、三度目からは喜劇。四度五度となると笑うことさえできません。……いや、生垣の迷路でマジでルージに気付いてないことも、「身だしなみというものだよ」と言ってホントに水浴びしている(しかも薔薇付)ことにも、そらまあ笑いましたがね。
ガラガ】 前回、撤退すべき状況で抗戦を選んで、結果大敗を喫したにも関わらず、今回もまたしなくていい戦闘をしてしまう……。反省がないというか、どうにも違和感が禁じえない。「あいつらへの手向けだ!」とかカッコつけられてもなあ。その状況判断のまずさが仲間を死に追いやったんだろ? というのは厳しすぎか。
ゾイド】 デッドリーコングの隠し腕、今回はバンク使用が前提であろう勿体つけたアクションで展開。加えてビーストフェイス、もとい処刑人マスクも装備。う〜ん、結局棺桶の秘密はこの隠し腕だけなのでしょうか。