週刊少年ジャンプ#14

BLEACH 作者的には衝撃の事実なのだろうが「で?」って感じ。一応、事態をこじらせた元凶はコイツの死だとはいえ、主人公一行と何の面識も無い、ぶっちゃけ雛森とワンセットでかろうじてキャラが成立している程度の奴で「実は生きていた!」「実は黒幕の一味!?」とかやって盛り上がると本気で思っているのだろうか。

アイシールド21 この試合が初出の対戦相手ながら、決勝並みの盛り上がりを見せたポセイドン戦もついに幕。で、結局「本物アイシールド」は謎のまま? そこに今度は偽者セナぁ?

「ユート」 うひ〜、前回のあの引きからフライングで失格か。こういう「減り張り」の付け方はさすがだ。ジャンプマンガは「張りばっかりで減りが無い」のがスタンダードだからねえ。監督に棄権を勧められてのリアクションが実に小学生で巧い。でも、当の小学生読者には嫌われそうだ(笑)。

魔人探偵脳噛ネウロ 穏当にいうなら「ジャンプに推理漫画は鬼門だったか」と。まぁ次の連載では頑張って欲しい(もう打ち切り確信か)。野暮を承知で最大のツッコミをひとつ。コンタクトレンズが片方無くなったら、眼鏡をかけるか裸眼で我慢するかだ。ただ、メッタ刺しでなければならなかった理由や殺害の動機は中々面白かった。How?偏重のマンガなのにWhy?にこそ面白さがあるというのも皮肉な話ではある。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 前回、「ジャンプ的でない」と書いた直後にこれか(苦笑)。唐突に、何の説明も無く「すごい力量」を発揮してしまうロージー。試験勉強の描写で伏線を張るくらいはできたと思うのだが。

武装錬金 おいおい生きてるのかよブラボー。普通の掲載位置なら生死不明で2、3週引っ張っていただろうなぁ。「火炎同化」特性だとか、空気の薄い高空への打ち上げが攻略法なんて話も普通なら2、3週かけるところだよなぁ……。これでも「展開が速くて目が離せない」にならないのが、やはり辛い。そして、ついに来るべきものが来たという感じの「事情が変わった」。1週休んで、ラストまでのストーリーを組みなおすのでしょう。次回いきなりヴィクターとの決戦から始まってももう驚かない。描いてる余裕が無かったからでしょうが、千歳の側には特に動きがなかったことは、結果的には正解でした。パピヨンは外人墓地にほったらかし?

こち亀 信濃川源流のデタラメ極まる絵にげんなりしたが(あんな平坦な、幅の広い川のわけあるか!)「勝負は日本海決戦にもちこまれました!」にはひっくりかえった。バカ話はここまでのスケールでやらないと。