ユビキタスの日本語訳

仕事で某省のとある部局長会議を傍聴。議題のひとつがユビキタス関連だったのだが、その話の中でさりげなく「時空自在」という言葉が出てきて「うひゃあ」な気分だった。覚えてます? 時空自在って。一昨年、ユビキタスの言い換え語として国立国語研究所が提案したものの、結局はお蔵入りになったヤツですよ。公式な席で使う人がいるなんて思いも寄らなかった。
どうやら今のところ、これといったものがないユビキタスの言い換え語ですが、私はひとつ考えた。
情報という意味を「由」の一字で表わし、その流通や制御を「加減」と換言、「いつでも、どこでも」の意味を「一から十まで」という慣用句に込めて……。
「由一十」!
加減が−+で「引き、足す」ね。読みはユビキタス(←言い換えの意味無し)。



つーか安倍吉俊のファンとしては「遍在」でいいやろと(偏在と紛らわしいので避けられた模様)。あ、これは「絶版本持ってるんだぜ自慢」なので、灰羽あたりから入ったファンはうらやんでください。復刊ドットコムで現在150票集めているから、今後あるいは……ですが。