本日、紀伊国屋書店にヒラで積まれていた本が目に留まり、パラパラとめくる……。
- 作者: 橋爪紳也
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2004/02/22
- メディア: 単行本
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生ける機械
カタピユルトより、魔物が飛び出すのを見ろ!
ヂユラルミンの腕が、虚空にうなるのを聞け!
鳥でもなければ、龍でもない。
――それは「生ける機械」だ、有機物だ。
「想像」と、「凍つた理性」とが、
パルテノンを造つたと誰やらはいふ――
あのパルテノンか。そんなものは笑破してしまへ!
そら見ろ。怪奇なドルニエーDoxが、闊歩するではないか。
他のページを見るまでも無く購入決定。正月休みにゆっくり読み進めます。いやあ、散文詩に感動したのは初めてかもしれない……と思う一方で、どこかにデジャヴも感じていた。で、ちょっと考えて気がついたデジャヴの正体がコレ。
『HELLSING』(平野耕太・少年画報社)
(画像リンクは6巻、先日発売の7巻はまだリンクがありませんでした)今さらながら「ヘルシング」の台詞回しは「詩」なんだなと気付かされた。有名な4巻の「諸君、私は戦争が好きだ」の演説も、よく考えれば詩だよな。