1/1サイズの例のアレを見に行った

21日付のエントリで「自分の目で見てみようかという気にもなる」とか書いたことだし、展示期間はあとわずか、やっぱり土曜日に出かけてみた。

うーむ、「赤・青・黄色のおもちゃカラー」と聞いていたが、実際には赤と白だし、おもちゃカラーというには少々渋めの色調となっている。とはいえ、想像したようにみっともないものでないことは確かだ。しかしこれ、全高18mもあるのか? 約5mくらいに見えるんだが。
……あ、あれ? お台場じゃないのここ? 
栃木県の壬生町おもちゃ博物館?(http://mibutoymuseum.com/
最寄り駅から徒歩30分でバス便も無くてさすが田舎は自動車社会だぜ?
でも1/1のアニメメカが展示されてますよ?



などとわざとらしいボケをかましてみたが、壬生町おもちゃ博物館に8月30日まで展示されている、実写映画『ヤッターマン』で使用された「ヤッターワン」を見に行ってきた。


色あいだけでなく、デザインも新旧いずれのアニメとも異なる大幅にアレンジされたもの。決してみっともなくはないけれど、お台場ガンダムが覆したと富野監督が言う「古いリアリティー」に属するセンスではないか?


左手の上には現行アニメ『ヤッターマン』版のヤッターワンのオモチャが載っていた。白をベースに赤・青・黄色という、これもガンダムと同様のおもちゃカラー。実写版1/1ヤッターワンも、デザインはこのままとして、カラーリングをこれに準じたものにしたら、面白いかもしれない。


なお、壬生町おもちゃ博物館にはこれ以外にも1/1モデルが常時展示されている。2001年頃だったかのゾイド展用に作られた後、『ゾイドジェネシス』放映当時にはこれまたお台場のトイざラスに置かれていた、1/1モルガ。


自動車とのサイズ比較。こうして見ると意外に小さい?

「劇場版ヤッターマン」観てきた

土曜日に1/1ヤッターワンを見て、よーし、これが出てくる映画を観てやれと映画館に出かけてきた。タイトルは『劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』……ってあれ、これアニメなの? 昨日見てきたヤッターワンは出てないの?



などと再びわざとらしいボケをかましてみたが、劇場版を観てきたのは本当。
覚悟していたほど悪くはなかった。基本、映画というより長尺のテレビスペシャルといった雰囲気なのは仕方ないだろう。無慈悲に強いヤッターゼロの暴れっぷりをはじめ、メカ描写に関しては映画ならではの見応えは充分あったしね。
特に、ヤッターキングの誕生から発進、全ヤッターメカ総攻撃のシーンは燃える燃える。どれくらい燃えるかというと、山本正之といっしょに♪ゆーくぞつよいぞまーけないぞーと歌いたくなるほど燃えた。ここだけで1800円の元は取れた気分。
お笑いについては、パロディ要素や時事ネタ、ご当地ネタが少ないのが物足りない感じ。往年のタツノコキャラがモブにまぎれていたり、タカトミの玩具が背景に紛れていたり、あとはガンダムっぽい戦闘シーンと台詞でディケイドネタくらいか。ドロンボー一味は、出演しているこれが映画版だとしばしば言及するが、実写版については一言も触れなかったなー。
メインプロットは「見応えはないが破綻もしていない」程度。メインの悪役の動機と目的が不明だとか、「親子の絆」がテーマという割にガンちゃんの誤解とその解消がアッサリしてたりとか。うん、あんまり書くこと無いな。
あとはあれだ、山寺宏一の演技だな。まさか子供声のヤッターココングまで山ちゃんだったとは。もはや一人何役だか数え切れない(とりあえずヤッターメカは全て)。
私の感想よりもむしろ、公開3日目の日曜の午前中だというのに、観客がまばらだったことのほうが大変。まー、実写映画版が思いがけずヒットしたからその余勢を買っての映画化ってことで、それほど人気は無いんだろうな…というか子供はフツーにまずポケモン見に行くよな。