1/43 スバルレガシィRS 1993ニュージーランド #7

スバルがいったいどこから来たのかといえば、答えのひとつがWRCだ。なぜか今年になって、スバルレガシィWRC仕様の1/43ミニカーが発売された。それが1993年ニュージーランドコリン・マクレー車とあっては買わずにはおれない。

「並みいるベテランを相手に秒差の戦いを制した若武者マックレー スバル待望のWRC初勝利」というわけで、スバルにとってもマクレーにとってもWRC初勝利だった記念すべき車なのだ。しかも次戦1000湖からは後継のインプレッサでの参戦が決まっており、レガシィにはこれが一応の引退試合。花道を己の優勝で飾ったという、非常にドラマチックな背景を持つ一台なのである。

いやまったく、スバルと魔法少女にいったい何の関係があるというのか……。
まぁいい。このhpiのミニカー、非常によくできてます。文句の付け所といえば、そらまぁ一見してわかるとおり「555」が描かれていないことですが、タバコ広告規制はメーカーではどうにもできませんし、デカール配布キャンペーンでカバーしてくれるそうなので、文句を言ってはいけないでしょう(ちなみによーく見るとフロントウインドウ上端にひとつだけ55…ゴホッゴホッ)。
車内やラジエターなどの細部も手抜き無く作りこまれており、六連星のエンブレムやボンネット固定ピンなどはエッチングパーツで立体的に再現するこだわりようで、これが定価で6300円ならお買い得と言っていい。

リアビュー。リアガーニッシュのデザインが最初期の野暮ったいものなので、そういう見方でも懐かしいです。