最近買った漫画の一部

なんか色々買っているけど感想とか書いてらんないナリよ。活字の本に至っては読む時間もない。とりあえず、国際的観光地にして世界遺産、我が郷土の誇りである日光が散々な目に遭うという、巷で噂の小説(カンピオーネ! 6 神山飛鳳 (カンピオーネ! シリーズ) (スーパーダッシュ文庫))はさっさとやっつけねばと思っているのだけれど、GW中もなんだか仕事が一杯だ。

ぷりぞな6 1 (サンデーGXコミックス)

ぷりぞな6 1 (サンデーGXコミックス)

ぷりぞな6 2 (サンデーGXコミックス)

ぷりぞな6 2 (サンデーGXコミックス)

1巻で自らハードルを上げて上げて上げて、ちょっとばかり上げ過ぎちゃって、2巻でそのハードルに足引っ掛けてズッコケた、みたいな。
思春期の少年少女(少女しか出ないけど)で「プリズナーNo.6」、という誰でも思いつきそうなのに不思議とこれまで無かった作品。先日発売された3巻のオビを見て、私はようやくこの作品の存在に気付き、1巻2巻と順を追って買ってみました。

緯度不明。経度不明。
その島に名前はない。
そこはただ――「島」とだけ呼ばれている。
 
「ここは無人島で、私たちしかいないはずなのに……!
それなのに電気も水道も通ってる! 
どこからともなく、スイカや珈琲豆が届けられる! 
到着早々ナンバーが与えられる!
「誰が!?」「どうやって!?」「なんのために!?」
記憶を失った女の子しかいない島! こんなのフツウじゃないッ!」

てな設定で、「プリズナーNo.6」を底本としつつ、きっちりオリジナリティを発揮しています。まー、「記憶を無くした少女たちが、新たに名前を与えられて、隔絶された世界で平穏な日々を過ごしつつ、仲間たちの中での自分の役割を探す」…って、丸っきり「灰羽連盟」だけど。
自らハードルを上げて上げて上げて…というのは、島からの脱出を企てるNo.6は、その計画において「これこれこういう状況から考えて、この「島」とは、これこれこういう設定である」と考えを巡らすわけです。しかしそれが失敗して、結果的に「その設定ではありません」となる。それを何度も繰り返して、「この作品の基本設定は、よくある設定Aではありません、よくある設定Bでもありません、CでもDでもEでもありません」と1巻ではやってしまった。
「それじゃ一体どうなのよ?」と、けっこう期待して2巻を読んだんですが…。「AでもBでもCでもDでもEでもないけど、A'でした」てな展開になっている。もちろんそれは、いわゆる謎解きのごくごく一部でしかないし、A'だからダメとも言わないのですが、1巻の挑発からすると「えーっ、これで話を引っ張っちゃうの?」という印象。3巻を買うかどうか微妙な気分になってきました。
 
さて、私には単行本を買い続けているマンガはそう多くないのですが、その中の3作品について続けてアニメ化の報が聞かれました。時代が私に追いついてきた、ということか(オイ)。よーし、次は「保健室の死神asin:4088700309)」だ(アニメ化を期待する前に打ち切りを心配しろ)。

侵略!イカ娘 6 (少年チャンピオンコミックス)

侵略!イカ娘 6 (少年チャンピオンコミックス)

毒にも薬にもならないところが面白みの「イカ娘」に水島努監督という取り合わせはちょっと疑問ですが、まぁそれはそれなりに無難に仕上げてくるものと思います。それにしても、元がいわゆるアニメ絵だとはいえ、キャラ表がまるきり原作のままなのは驚いた。
原作のほうは良くも悪くも安定期で、偽イカ娘というゲストヒロインなどをアクセントに入れつつ、毒にも薬にもならない話が続いています。
神のみぞ知るセカイ 8 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 8 (少年サンデーコミックス)

「神のみ」アニメには特に期待せず。どんなものになるかが容易に想像できちゃうからね。それ以下あっても想像を超えることはまずない。高松信司に監督かアニメオリジナル編の脚本を任せれば、「何が二次元で誰が三次元というかリアルなのか」でグチャグチャな話を書いてくれそうだけど。
こっちの原作は、良くも悪くも大転換期にさしかかっています。恋愛を抜きにして老人の想いをテーマに据えた「ちょっといい話」な田舎の幽霊編に、学園の外を舞台にした超常現象抜きの青年誌的な話・ラーメン少女スミレ編とくる巻で、話のバリエーションというか幅を広げようという試行錯誤が感じられます。
それでも町は廻っている 7 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 7 (ヤングキングコミックス)

それ町」は単行本の帯では「TBSでアニメ化」という第一報だけ。こちらは間の取り方や台詞の掛け合いがアニメでどうなるのかと期待半分不安半分。
これも原作は相変わらずだなー。宇宙人あるいは怪獣が出てくる話はちょっと久しぶり。亀井堂のお姉さんと紺先輩の出番がやや多めの分、タッツンはあんまり目立たない。ラブコメ方面では、真田が歩鳥に想いを寄せるようになったきっかけのエピソードが収録されてます。いいのか、あんなんで。
しゅごキャラちゃん!(3) (講談社コミックスなかよし)

しゅごキャラちゃん!(3) (講談社コミックスなかよし)

手に取って薄さに驚き、開いて内容の薄さに驚く。作家コメントだけで見開き埋めたり、「ぬりえコーナー」で見開きを埋めたり…。もう少し待原稿がたまってから(あるいは合作企画の作家をもう2、3人増やして)単行本化したほうがよかったんじゃなかろうか。アミュレットエンジェルに変身して地獄流しのはずが相手を天国に導いてしまう閻魔あいが可笑しかった。



5,25、誤字をこっそり修正。こういう、ありがちながらも重大な誤字は遠慮なく指摘してくれちゃっていいですよ(苦笑)