/機動戦士ZガンダムⅢ−星の鼓動は愛−

昨晩アニマックスで放映されたのを視聴。
不特定多数の観客ではなく、ファンという内輪のみに向けられた「TVアニメの再編集版」。これを映画だとは認めない。
「衝撃のラストシーン」とやらに透けて見える総監督の、ファンとガンダムに対する歪んだ愛憎を思うと、これに関わった者全てがあまりにも哀れで、惨めで、吐き棄てるべき唾さえ乾く。
『テレビまんがを作っている人』を超えて、いつか『映画監督』になるはずだった私たちの富野喜幸は、しかし『機動戦士ガンダム』から二十有余年を経て、なおこの程度のものしか作れないのだ、と。