週刊少年ジャンプ06年#3

ボボボーボ・ボーボボ
第2部開幕。まあ予想どおり大して変わっていない。実在の街が(300X年だが)舞台になったのは設定的には大きな変化だが、それがギャグに充分活かされているわけでもなし。

新キャラ「ガ王」はややすべり気味。ていうか「カッコつけでウザくて、可愛さをウリにする? ああ、首領パッチと田楽マンを掛け合わせたのか」と、キャラの狙いどころが見え見えなのは、ナンセンスとしてはまず失策なのでは?
 
読切「World4u_」江尻立真
ウェブサイトでの(現実のほうね)反応が良いのか、週刊少年ジャンプには珍しい、「たまに載る読み切りシリーズ」という独特のポジションを築きつつあるようだ。旧作には、設定の整理が行き届かず短い中に充分語り切れてないケースがままあったが、今回掲載分はシンプルにまとまっている。雪女は都市伝説じゃなくて民話だと思うが(笑)。
 
魔人探偵脳噛ネウロ
ああなるほど、「事件を未然に察知して接触していた」ことを周知させるための広告塔戦略だったか。それにしても、ストーリー上しかたないとはいえ饒舌だな早坂。

常にコートを着込んで隠し武器で攻撃するユキと、「てめーと違って隠すモンがない」と頭突きで決める吾代との対比が、キャラ立てとしてもバトルとしても巧妙だった。