半キャブのミキサー車

山形県高畠町・縁結び商店街の話のつづき、昭和十七号館(おばこやという団子屋さんだ)に展示されている「昭和30年代の玩具」について。

私はティントイにはあまり興味が無いのだが、半キャブ(幅が車体の半分しかない運転台のこと。ワンサイドキャブとも?  正式名称未だわからず)という形態には以前から興味があったので、近づいて見てみる……。
……。

……シートが、4つ?
なんとこの運転台、前2座、後ろ2座の4座なのだ。ステアリングホイールが左寄りに大きくオフセットされて描かれていることから、「別のもののつもりで描いたら4座みたいに見えた」でないことがわかる。
ってことは、小さく見積もってもこの運転台だけで軽自動車1台分の横幅はあるということで……一体どんな大きさだ!? まぁおそらく、運転台内の資料は別の車のものを使ってしまったのでしょうが、こんな超巨大ミキサー車も「実在したかも?」とも思えるのが「はたらくくるま」の世界の奥深さだ(苦笑)。

ところで、そもそも半キャブのミキサー車って何故半キャブなのか(つーか運転台の右側の黒いパイプは何?)。昔、一度だけ半キャブのタンクローリー(これは実車)を見たことがあって、そのときから「半キャブは何故半キャブなのか?」がアタマの片隅に引っかかっている。