12月23日の佐倉旅行

2015年度冬の18きっぷでの旅行。
◆12月13日・前橋◇http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20151223
◆1月10日・小金井◇http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20160118
…ときて、前後するが◆12月23日・佐倉◇の旅行の話。

メインの目的地は、国立歴史民俗博物館。この日が初めての訪館で、大規模な施設とは聞いていたがまさかあそこまでとは思わなかった。12時頃に館に着いて、半ば駆け足で見学したけど4時間かけてもまだ見尽くせなかったよ。いずれまた行くことになると思う。

展示物もとにかく山ほどあるのだが、その中でひとつ私の目を引いたのが『忠霊塔の建設要領』(大日本忠霊顕彰会、1939年)。昭和14年というのが実に微妙な時期で、この要領に沿って立てられた忠霊塔は全国でも数えるほどではなかろうか? あとで確認したい。

さて、単に歴博だけが目的なら京成線で行くほうが便利なのだが、18きっぷでの旅行なので当然JRの佐倉駅で降りての旅となる。
歴博まで歩く距離は長いのだが……。

行きがけにこんな公園に寄れたりする。静態保存の蒸気機関車8620形(58683)、保存状態は良好なのだが、それは厳重に金網に守られているからで、まるで見られることを拒んでいるかのようで実にな撮影しづらかった。

ハチロクの近くには、幻の成田新幹線の車両が展示されていた……嘘。新幹線100系をモデルにした遊具。

急な坂道を上って、元・武家屋敷街に至る。狭い台地上に築かれた街で、住むにはなかなか不便そうだ。見学可能な保存建築の武家屋敷は3軒。訪れた日には、茅葺屋根の保全のためにかまどが焚かれていた。
ていうか急坂を登ったときには、武家屋敷と城は同じ台地上にあると思ったが、いったん坂を下りてまた登ってでないと城址にたどり着けないのであった。城はともかく武家屋敷は平地に建ててもいいと思うのだが、なぜこうなったか気になるところである。

さらに、佐倉藩鎮守・麻賀多神社(まかた・じんじゃ)にも立ち寄る。
ここについては既に書いたとおり。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20151224

まず興味深い石碑を見ることができた。

そして国立歴史民俗博物館を見学したわけだが、展示がまず途方もない規模なのに加えてミュージアムショップも充実。それも土産物のオリジナルグッズとかでなく(そういうのもある)、これまでの企画展の図録がまるで当たり前のようにズラリと並び、そのうえ他館の企画展の図録まで扱っているのだ。(おー、鉄道ものがあるぞ。『氏家ステーション物語』? 氏家駅か)と手に取ってみると、「さくら市ミュージアム」の企画展(平成19年2月)のもの。
佐倉市にある博物館で、さくら市の博物館の図録を見つけたのだった。
http://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/site/sakura-museum/kikakutenzuroku.html