2014-12-27

　
『ガンダムビルドファイターズトライ』#12
「今回はメイジンの出番が多くて面白かった」という誉め方はこちらとしても不本意なので、何とか頑張って欲しい（もう無理）。

今回は都合よく壊れるビルドバーニング。せめて、これまでの細かなダメージの蓄積が〜くらいの理由付けはして欲しい。ここからようやくセカイが自分の手でビルドバーニングの手入れをする話になるのだろうか？

Ｂパート最後。前回でニルスが再登場し、この回はメイジンの活躍で盛り上がって、そういうタイミングで謎の人物が姿を見せたら、「満を持してセイが登場か？」と誰でも思うよな。なのに全く正体不明の新キャラが突然現れて、ただ戸惑うばかり。新キャラでも悪かないけど、だったらここまでに言及するなり画面の隅に出すなりしておけと思う。

敗北の恐怖のあまりバトルから足抜けしたくせに「頑張った」と言い張るメガネ。メイジンがなんか良いこと言ってたけど、メガネはそのレベルにすら届いてないだろ。

フミナ先輩の扱いも煮え切らない。レディが「覚えていないわ」と突き放す展開自体はアリとしても、フミナはそれでバトルへのモチベーションが途切れなきゃおかしいわけで（キャラクターの心情だけでなくストーリー構成としても）、じゃあ何か替わりのモチベが得られたかというと、う〜ん……。ストーリー構成上の狙いはおそらく「『理想化されたレディ』という目標は一度リセットされるが、『今ここにいるレディ』に導かれて、『仲間とともに戦う』という今あるべきモチベを強くする」てなとこだったんだろうけど、正直それが描けたとは思えない。

Ｃパートでいきなり土下座のミナト。これは「結果」だ。心情の「変化」は描けていない。名の知れたビルダーなんだから「このガンプラを無償で提供するから代わりに自分をファイターとして登録してくれ」くらいの交渉で十分だろうに、そこから何がどうして土下座に至ったかが心情の変化でしょ。まぁたぶん次回のアバンでそれは描かれるんだろうけど、いかにも時間が足りない感じ。
　
『Hi☆sCoool! セハガール』#12,13（最終回）
うああ…(泣)
うあああああ…(泣)
この娘が！　この娘こそが！！
俺たちの愛したメガドライブだったのか!!!（人によってはサターンとかドリキャスとか）
なるほどなぁ……。レトロゲーム機の擬人化キャラでアニメをやったらこういう幕引きができるか。そらまあノスタルジーへの刺激を仕掛けるのは常道なんだけど、実はこの娘たちはハードそのものでした！　というのは直球過ぎて卑怯だ。彼女たちの末路を知っているからこそ涙を誘う、途絶えて久しいセガハードだからこそ泣けるラストだった。ツイッタ―では「セガハードがどれも『早過ぎた』理由はこれか」とツイートしている人がいて、なるほど。