ケータイ捜査官7

#19「圏外の監督 前編」
お前は圏外だ。
ハイパーホビー』誌での三池崇史押井守対談も事前に読んでいたし、予告からしてああだったから、相当の覚悟を決めていたけど、いやまさかこれほどとは……。自分のカラーを出すのは当然だが、TVシリーズ中の一編を任されるにあたってわきまえるべきことってのもあるわけで。今回はもう、出来不出来以前の問題。問題外。圏外。

トミカヒーロー レスキューフォース

ちょっと前に気づいたことだけど、ていうか今日気づいたけど、エンディングの映像変わった? バンドの人って前から出てたったけ?
閑話休題、今回はこの種のTVシリーズには(主に玩具屋の都合で)欠かせない主役メカのパワーアップ話。Z32フェアレディZベースのコアストライカーが代替わりして、Z33フェアレディZのコアストライカーマックスに、というのはストレート過ぎて前代未聞ではなかろうか。
それにしても、ボンネット等にゴテゴテと、いかにもヒーローメカふうな飾りを付けたコアストライカーよりも、ほとんど素のZ33のままのコアストライカーマックスのほうがカッコいいというのはどうしたことだろう(苦笑)。ラストシーン、ボンネットにR1(スバルの軽自動車に非ず)の姿を映しての対話などは、「Z33のプロポーションとディテールをいかにしてキャラクターに活かし、いかにして美しく見せるか」がテーマだったのではないかとさえ思う。夕焼け空の向こうに富士山を望む後姿も美しかった。ブレーキランプの点滅で会話ってのもまた古典的な表現だけど、違和感は無かったね。