どきどき魔女神判!

どきどき魔女神判!(1) (チャンピオンREDコミックス)

どきどき魔女神判!(1) (チャンピオンREDコミックス)

八神健が壊れた…。
いやー、連載していることは知っていたけど全くノーチェックだったんですよ。「ジャンプでこそ不遇だったものの『ななか6/17』はアニメにもなったかつての人気作家が……今ではキワモノゲームのコミカライズか……」くらいの意識で。DS持ってるけどゲーム版(asin:B000RKYEFK)はやったことなかったし。
この単行本にしても「話題の『ゲームの』漫画版だから、基礎知識用に買っておこうか」くらいで、ほとんど期待していなかった。
それがまさか、これほどの作品とは……。
八神健て、これまでの作品では割とストーリー志向だったから、コメディが描けるのかいなと思ってたけど……。
いやもう、ノリノリで描いてる。原作が原作だから、いわゆるサービスが18禁ギリギリなのはもちろん、アニオタ、ゲーオタ向けのパロディも無駄に充実。SNKはいいとしても、東映アニメーションとかガイナックスとか鳥山明とか岩明均とかゆでたまごとか円谷プロとかタイトーとかハドソンとか日ペンとかその他諸々に怒られないのかと心配になる。Nice boatはちゅねミクなど(ごく閉じた世界の)流行もいち早く取り入れてるし。
掲載誌のカラーに合わせている、というか、掲載誌が掲載誌だからリミッターが外れたのだろう。
また、無駄に充実といえば、なんといっても第5話のBL方面のサービス。掲載誌的に(=メインターゲットの読者的に)全く無駄としか思えないのに異様に力が入っています(だからこそギャグとして成立するんですけどね)。
いやもう、これ一冊で八神健見損なった見直しましたわ。

週刊少年サンデー#7

金剛番長
八神健の流れで「ジャンプでは不遇だったけど他誌で大成した漫画家」シリーズで。そして明日は「ギャンブルフィッシュ」だ。
例によって問答無用で強い金剛番長ですが、それをひとしきり見せて導入とした後に、「ほほうなるほど、剛力番長はこうきたか」という感じ。疑いようのない、純粋な正義に基づいての行動で、しかも美少女とは、また面白いヒネリ方ですな。これまでのように「ぶん殴って倒して終わり」にはできないだろうし、今後の展開が楽しみ。つか、レギュラーに定着してヒロインの座を奪いかねんな剛力番長。

ダレン・シャン
これまた「こうきたか」な感じのデビーの再登場。どこで出るのかと思っていたけど、これなら話の本筋に無理無く関わってこれますな。といってもその本筋、誰がどんな目的で仕掛けた罠かまだ判然とせず、果たしてどうなることかと、これも今後の展開が楽しみ。

魔王 JUVENILE REMIX
現在の展開の発端だったのに、半ば忘れられていたスズメバチゴスロリ娘がまさかの大活躍。最初は「こうきたか」と思ったが(今週多いね)、この娘が犬養に向かっていかず、状況不利と見てサッサと逃げ出したらどうするつもりだったんだ安藤。