「デ~ブ デ~ブ 百貫デブ 車に轢かれてぺっちゃんこ!」
……という言い回しがあるが、よく考えるとこれ、歴史的にピンポイントだな?
「貫」という単位の重量感覚がまだ残っていて、その一方「車に轢かれる」ことが普通に起こりうる時代。ざっくりググって、尺貫法の法制度上の使用禁止が1958年限り(土地と建物の計量については1966年3月)だったと知る。一方のいわゆる「交通戦争」は1960年代のトピックで、百貫デブが車に轢かれたのは60年代前半のことと推察されるのだった。
ただし、例えば「元々は『車に轢かれて』でなく『電車に轢かれて』といったもので、実は戦前からあったのだ」という可能性もあり、安易に結論付けるのは避けたいところ。